『豆工房 コーヒーロースト 浦安』に出会うまで

私がコーヒーと初めて出会ったのは、コーヒー好きの母が淹れてくれた、1杯のブラックコーヒーでした。

 

初めて飲んだ感想は、「あぁ、苦い。」それだけでした。母は仕事が忙しく、豆を挽いて飲むよりも、いつも挽いて粉にしたものを買って、淹れていました。

 

それでも買うお店はこだわっているらしく、豆を焙煎からしてくれるお店を好んで贔屓にしていました。

 

私はその「焙煎した豆の香り」がとても好きでした。味よりも、香りの方に関心がありました。

 

ただ「苦い」と思うコーヒーも、菓子と一緒に飲んだり、朝の目覚めのために飲むようになり、やがては自分でコーヒーを淹れてみるようになっていきました。粉の状態のコーヒーばかり飲んでいた、ある日。

 

テレビドラマの中で、コーヒーが大好きな青年が、「ミル」で豆を挽いてコーヒーを飲む姿に衝撃を受けました。ミルを回して豆を挽く「音」、その挽いた豆の香りは、テレビドラマなので漂ってくることはありませんが、とても良い香りを想像しました。そのドラマを追いかけてみているうちに、「コーヒーミル」への興味が次第に湧いてきたのです。

 

ミルについて調べてみると、手動式・電動式とあって、「ミルサー」と呼ばれる、ミキサーとミルの機能を兼ね備えた最新家電などもあることがわかりました。いやしかし、私の中ではやはり「手動式のミル」で豆を挽いてみたい、という好奇心があったので、手頃なミルを探し、「ハリオ」製のミルを手にしました。初めてコーヒー豆を挽いた感触は、今でも忘れません。

 

はっきり言って、「今までにない感触」でした。自分で触ってみるまで、ミルの仕組みも知らず、本当に「すりつぶしている」のだということは、自分でやってみなければわからないことでした。そうなってくると、今度はコーヒー豆について知らなければなりません。

 

既存の種類にはどんなものがあるか、違いはなんなのか、そして、自分の飲みたいコーヒーとはどんなものなのか、という壮大な「旅」に出るような気分でした。様々な文献、いろいろな店舗へ出向き、少量を購入して、味見。これを繰り返すうちに、既存の豆の特徴、自分の好みというものが、うっすらと理解できるようになっていきました。

 

現在に至るまで、自分の好みは、「浅煎り」系の「苦味<酸味」のものを好んでいます。銘柄で言うと、キリマンジャロ、グァテマラ、ブラジル等です。母からコーヒーを教えてもらって、ずっと気になっていたことが、「焙煎したてのコーヒーはどんな味がするのだろう」ということです。

 

そこで見つけたお店が、『豆工房 コーヒーロースト浦安』です。自分の拠点が実家から離れ、その周囲にどこか「注文後に焙煎」をしてくれる『お財布に優しい』お店はないものかと日夜探した結果、見つけました。『豆工房』は千葉県浦安市の住宅街に位置し、注文後に焙煎を行ってくれるコーヒー豆専門店です。

 

ここを見つけて、初めて飲んだのは、その日のセール豆「コスタリカ コールドマウンテン」でした。250g、焙煎したてで800円程度でした。以前見つけた他の店では、同じ条件で100g、700円とか、私にとっては高いと感じる値段で、毎回は通うことができませんでした。

 

『豆工房』では、毎月セール期間があり、SNS等で発信しているので、情報を受け取ることができます。セール豆であれば、250g、800~1000円で焙煎したてのコーヒーを味わうことができます。はじめてここのコーヒーを飲んだ感想は、「やみつきになる」の一言です。

 

挽く段階では、いままで挽いてきた豆よりもずっと柔らかく、すぐに挽き終わりました。また、抽出の段階では、豆の膨らみ方が、本当に大きくて驚きました。この現象が面白くて、抽出作業が好きになったほどです。

 

あらかじめ焙煎して、さらに粉になったコーヒーでは、こうした現象を見られることは少ないと思います。

そして、「香り」です。焙煎の「焦げ」の香りが、本当になんとも言えず、夢のような心地にさせてくれる、素晴らしい香りでした。

 

美味しいコーヒーは、あっという間に飲み終わってしまいます。抽出後のペーパーからもまだ、香っていることもあって、部屋中に広がります。淹れはじめから飲み終わりまで、ずっと楽しいコーヒーです。

 

種類も豊富に取り揃えられているので、マニアの方でも楽しめるかと思います。こだわりのコーヒーをお求めの方は、ぜひ足を運んでもらいたいと思います。

 

『豆工房 コーヒーロースト 浦安』(住所)千葉県浦安市北栄2丁目20-23 (電話)047-352-5189 (URL)www.cr-urayasu.com

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