アイスコーヒーのことあれこれ

一般的にアイスコーヒーは180ミリリットルの水に対して50グラムのコーヒー粉を使います。

市販の紙パックタイプのアイスコーヒーと同じく、1リットル分を作るためには、単純に計算すると約278グラムのコーヒー粉が必要になります。

ディスカウントストアなどで売っているどんなに安いコーヒー粉でも、500グラム入りで400円から500円です。コーヒー粉500グラムで400円とすると、278グラムのコストは約222円になります。つまり、100円から200前後で市販されている紙パックタイプの1リットル入りアイスコーヒーは、コーヒー粉のコストだけでも約222円かかります。

大手メーカーが、例えば半額で仕入れているとしても、100円以上はかかってしまいます。

原価率を考えれば、278グラムものコーヒー粉を使うことはありえないでしょう。ちなみに、セブンイレブンで販売されている1杯100円からの本格ドリップコーヒー「セブンカフェ」は、「コーヒー250グラムでアイス、ホットとも約390円」という価格表が過去に流出し「意外と高いコーヒーを使っているのではないか」との憶測を呼びました。実際は単純に仕入れ原価ではなく利益転嫁したフランチャイズ店舗への卸価格ではないかとの見方もあります。

喫茶店やカフェなどが提供するコーヒーの原価率は一般的に10%~20%前後と言われています。例えば、アイスコーヒー1リットルの原価率は20~30%で、小売価格は200円、卸売価格を140円(小売価格の30%)とすると、原価は28円~42円です。原価40円ほどで、一体どれくらいのコーヒー粉が使われているのでしょうか。原価の半分がコーヒー粉代だとすると、多くても50グラムほどです。50グラム程度のコーヒー粉で1リットル作るためには、味が無くなるくらい薄めなければなりません。

しかしながら、一般的なアイスコーヒーの味は特に薄すぎることはありません。これは「香料」などの添加物が使われているからです。缶コーヒーでも言えることですが、無糖のブラックコーヒーだから純粋にコーヒー粉しか使っていないということはありません。メーカーによっては、乳化剤や香料など様々な添加物が使われているのです。

ご自身でアイスコーヒーを作った経験があれば、味の違いに気が付くことでしょう。もちろん、淹れたてというアドバンテージはあるものの、味や香りは似て非なるものです。手間ひまはかかりますが、やはり手作りの味が一番です。

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