ギリシャコーヒーのはなし

エーゲ海に浮かぶギリシャの離島、イカリア島ってご存知でしょうか?日本の石垣島よりちょっと大きいくらいの島なんですが、この島は世界的に有名な長寿の島だそうです。

島には、90歳を超える元気なおじいちゃんおばあちゃんがゆったりのんびり暮しているんですが、 その人たちの毎日の楽しみは、「コーヒーを飲むこと」

気のおける仲間たちといろんな話をしながら飲むコーヒーは、島の人たちにとって、なくてはならないものなのです。 一体どんなコーヒーを飲んでいるのか気になるところですよね。

そういえば、ヨーグルトの水気を切った濃厚でクリーミーな「ギリシャヨーグルト」というのは女性の間でも大人気ですがコーヒーも同じようにギリシャコーヒーと呼ばれております。

このギリシャコーヒー、他のコーヒーに比べてカフェインが少なく、抗酸化力の高いポリフェノールがたくさん含まれているそうです。 その秘密は飲み方…。

アメリカでは、アラビアコーヒーやトルココーヒーという名で呼ばれるみたいですが、 ギリシャコーヒーは、”ブリキ”と呼ばれる小さい銅製の鍋で作ります。 そしてコーヒーカップは、エスプレッソを飲む時に使う小さいデミタスカップ。

浅煎りに焙煎されたコーヒー豆を、普通のエスプレッソよりもさらに細かく挽いたものを使い、水とコーヒーの粉とお好みで砂糖を入れて、丁寧に優しくかき混ぜてから火にかけます。

コーヒーが沸騰しそうになったら周りから小さい泡が出てくるのですが、この泡が綺麗に中央にきたら火から下ろして、そーっとカップに注ぎます。 この火から下ろすタイミングというのが美味しさのコツのようです。

なんだかとっても濃い味のコーヒーをイメージしてしまいますが、エスプレッソほど濃厚ではないので、 意外に飲みやすく、フレンチプレスで淹れたような味わいのコーヒーが楽しめるそうです。

浅煎りの豆を使ったり、完全に沸騰させる前に火から下ろして飲むというポイントは、コーヒーの美味しいところを知っている飲み方と言えるかもしれません。

とても細かく挽いたコーヒーを、フィルターを使わず煮て作ることで栄養価UPになり、それが長寿につながっているんですね。 コーヒーオイルもたっぷり含まれてます。ちょっとコツがいるコーヒーの淹れ方ですが、これが島の人たちのライフスタイルになっています。

専用の道具の代わりに、小さめのミルクパンでも作れそうなギリシャコーヒー。飲んでみたい方は、一度作ってみてはいかがでしょうか。

ギリシャの人たちは、コーヒーを飲み終わったら、カップに残ったコーヒーの粉の模様を見て運勢を占うそうです。 なんてロマンのあるコーヒーでしょう。

ちなみにギリシャコーヒーには、甘さとクリーミーな泡が特徴のアイスコーヒーもあります。 アイスコーヒーといっても、ミキサーで氷と砕いて作る”フラッペ”と呼ばれるもので、ギリシャでは子供たちも大好きな夏の定番ドリンクです。

ギリシャの代表的な家庭用品でもある”ブリキ”の道具ですが、手軽なステンレス製のものから伝統的な銅や真鍮製のものまであります。 日本ではちょっと高くてあまり見かけることも少ないですよね… 。

本場の道具を使ったギリシャコーヒーを一度は飲んでみたいものです。

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