コーヒーの美味しい淹れ方その2

前回は美味しいコーヒーの淹れ方として、様々な抽出方法とネルドリップ・ペーパードリップについて美味しく淹れる為のポイントを見ていきました。では、引き続きコーヒーを美味しく淹れる為のポイントを見ていきたいと思います。

○サイフォン

蒸気圧を利用して、コーヒー液を抽出します。理科の実験を思わせるインテリア性の高さもあり、喫茶店やコーヒー専門店で多く採用されています。

見た目だけではなく、抽出のメカニズムも理科の実験そのものです。

下部のフラスコの水を沸騰させると、蒸気圧で上部のロート部分に水分が上昇し、コーヒー粉と混ざり合ったところで火を止めると温度が下がり、抽出されたコーヒー液がフラスコに戻ってくるという仕組みです。

粉の種類や分量と合わせてマニュアル化すれば、淹れる人の力量に関わらず、香り豊かなコーヒーを楽しむことが出来ます。

※美味しく淹れる為のポイント

・高温で抽出する為、抽出オーバーになりがちです。苦味やエグ味が強く出ないように、抽出時間の管理、粉の撹拌を徹底しましょう。

○エスプレッソ

独特の強い香りとコクを持つイタリアンコーヒーです。小ぶりなデミタスカップに注ぎ、砂糖を入れて飲むのが本場流です。

エスプレッソ(高速の、急激な)の名前の由来は、高温で蒸したコーヒー豆から、蒸気圧で一気に(急激に)エキスを抽出することからきています。

器具には「マシン式」「直火式」があり、いずれも専用の深煎り(イタリアンロースト)、極細引きのコーヒー粉を使用します。

※美味しく淹れる為のポイント

・9気圧・90℃のお湯で、20秒程度抽出するのが理想。業務用マシンなら適正な気圧・温度で急速に抽出できます。

○ダッチコーヒー
オランダ領時代のインドネシアで生まれたコーヒーです。
水のタンクの下にコーヒー粉をセットし、一滴ずつ水を落として、長時間かけて抽出します。
当時のインドネシアで多く栽培されていたロブスタ種は、ドリップ式で淹れると苦味が強すぎたため、その苦味を抑える方法として考案されました。

現在の愛好者の人たちは、良質なアラビカ種の繊細な風味と甘みを楽しんでいます。

最後にコーヒーの鮮度を保つ保存方法を見ていきたいと思います。
コーヒーの味を劣化させる最大の原因が酸化にあります。コーヒー豆は焙煎した時点で酸化が始まり、挽くと更に酸化の速度が速まります。

酸化速度を遅くし、品質を維持する方法を見ていきましょう。

○生豆の場合

直射日光や高温多湿を避け、紙袋やダンボール箱など豆が息をできる状態で保存する。酸化の心配もなく、1~2年は美味しく頂くことが出来ます。

○焙煎済みの場合

酸化を抑える為に、遮光性の高い密閉容器に小分けして入れ、直射日光の当たらない冷暗所に保存する。

長期保存には冷凍、短期保存には冷蔵庫を使うとよい。

品質が保持できるのは、豆の状態で冷凍1~2カ月、冷蔵約1カ月。挽いたものは冷凍1カ月、冷蔵2週間程度が限度。

2回に分けて、コーヒーの美味しい淹れ方と保存方法についてみていきました。
自分の好きなものについて、知らないものを知っていくというのはやはり良いものだと思いました。

これからは、淹れ方にもこだわりが持てるようになれるといいですね。

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