コーヒー切手の世界

世界には、コーヒーにまつわる身近なアイテムの中にとても美しい「コーヒー切手」があります。

コーヒーがひとつの文化として歴史を持つ国では、見ているだけでもワクワクするようなコーヒーをモチーフにした切手がたくさん!

その国ならではのイラストや鮮やかな色が、切手好きの人にとってもコーヒー好きの人にとっても魅力的なものです。

いちばん古いコーヒー切手は、1884年のエチオピアのもの。
コーヒー原産国であるエチオピアが、いちばん最初に切手の中にコーヒーを表現したことになるんですね。

コーヒーの木が持ち込まれて栽培が始まったイエメンや、インド、オランダ人が苗を運んだインドネシアのジャワ島など、世界の国々の切手を眺めているとコーヒーの古い歴史がじっくり堪能することができるんです。

有名なコーヒー豆の生産地であるブラジルやコロンビアでは、今までに何種類ものコーヒー切手を発行しているそうです。コーヒー生産国のなかで見ると、コーヒー切手を発行していない国のほうが少ないかもしれません。
たとえば、赤く熟したコーヒーチェリーを摘んでいる女性や、麻袋にあふれるほど入ったコーヒー生豆、淹れたてのコーヒーが入ったカップ、ジャスミンに似た香りの白いコーヒーの花なんかがそれぞれの国のいろんなセンスで描かれています。
集めて見てみると、ちょっとレトロな感じがたまらないですよ!

コーヒー切手が初めて出たときは、国王の顔や紋章のまわりにコーヒーの葉が描かれるようなシンプルなものでしたが、世界へ輸出することが増えてからは、そのデザインにもバリエーションが出てきたようです。
苗木の植え付けやコーヒーの花の開花、収穫や精製の様子など、けっこう細かく描かれているものもあります。
グアテマラで発行されたコーヒー切手には、
「グアテマラは世界最高のコーヒーを生産している」と書かれた文字が4カ国語で並んでいるんですよ。
コーヒーに対する自信と誇りが表れていますね!

1959年コロンビアで発行されたコーヒー切手には、コロンビア代表がミスユニバースに選ばれたことを記念して、コーヒーの実と一緒に描かれたものもありました。

30年ほど前からは、”食文化”を切手に表現することが世界で流行したようで、コーヒーの木や豆のモチーフが多かった切手にも淹れたての美味しそうなコーヒーや、手に持ったマグカップ、カフェでコーヒーを飲む様子などのおしゃれなデザインのものが出てきました。

切手と言えども、ストーリー性を感じるものが多いので、ちゃんと目を凝らしてよく見ないといけませんね。

そしてコーヒーと言えば、あの芳しい香りですよね。
その香りがなんとコーヒー切手にまで登場し、匂い付き切手として発行されるようになりました!
2002年のニューカレドニアでは、コーヒーチェリーと豆の焙煎、カフェの様子などが描かれていて、ふわ~っとコーヒーの香りまで付いた贅沢な切手が登場したんですよ。

そしていつからかコーヒーの生産国だけじゃなく、消費国でもコーヒー切手が出されるようになったみたいです。
世界でもっともコーヒーを飲んでいる国スウェーデンでは、「コーヒーカルチャー」をテーマに合計4枚の切手が合わさってひとつのデザインになる、なんとも粋なコーヒー切手を出しています。

実は日本でもコーヒー切手は出されているんです。
日本ブラジル交流年の記念として2008年に出された切手には、移住が始まった当時のビザスタンプや最初にブラジル移民を運んだ笠戸丸が描かれています。

これまでにもたくさんの種類のコーヒー切手が発行されていますが、眺めていると世界旅行をしているみたいでなんだかコレクションしたくなってしまいます。
今も毎年どこかの国で新しいコーヒー切手が生まれているんでしょうね!

 

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