コーヒー豆の栽培について

普段何気なく飲んでいるコーヒーですが、皆さんはコーヒーがどうやって作られるのかを知っているでしょうか。

コーヒー豆を挽いたり、焙煎したりとかはよく聞いたりすると思います。

では、そのコーヒー豆の栽培方法などを知っているという人はどのくらいいるでしょうか。今回はコーヒー豆の栽培についてみていきたいと思います。

○コーヒー栽培に適した条件

1:気候が温暖である。

2:平均気温が20℃前後である。

3:年間降雨量が1500mm以上である。

4:有機質の混ざった火山性土壌である。

以上、4つの条件に合うのが熱帯・亜熱帯地方の火山帯で特に高山地域となっています。

それぞれの風土や品種にあった栽培・精製方法が採用され、選別・カップテストを経て出荷されていきます。

○コーヒーの品種

アカネ科コーヒー属の植物は約40種類といわれています。大きく「アラビカ種」「ロブスタ種」「リベリカ種」の3種類に分けられます。

総生産量の70%が最も香りがよいとされる「アラビカ種」であり、エチオピア原産で主に高地で栽培されています。約30%を占める「ロブスタ種」は

コンゴ原産の品種です。病虫害に強く熱帯の低帯、特にアジア地方で多く生産されています。「リベリカ種」は現在ほとんど作られていません。

○コーヒーチェリー

苗木から育てて、収穫できるまで3~5年かかります。甘い香りを放つ白い可憐な花が咲いた後、緑色の実がつき、8~9カ月かけて真っ赤に熟していきます。「コーヒーチェリー」と呼ばれるこの果実に入っている種子がコーヒー豆の正体です。2つの豆が抱き合うように入っているフラットビーンと、1粒だけのピーベリーがあります。

○収穫

コーヒーチェリーは10日~2週間という短期間で収穫されます。主にアラビカ種生産地では熟した果実のみを手摘みで、ロブスタ種生産地では木から実を叩き落とす方法で収穫されます。

○精製

コーヒーチェリーから種子を取り出すことです。水洗式と非水洗式の2種類の方法があります。

高級品種では一般的に、水洗いして果肉や果皮を取り除く水洗式を採用します。水分が奪われない為、仕上がりが美しく、異物も混入しにくいのが特徴です。

更に、コロンビアでは水洗式で精製後、半日発酵させて甘みを引き出しています。

一方、広大な農園が多いブラジルでは天日で乾燥させて乾いた果肉と果皮を取り除く非水洗式が優勢です。天日干しすることで果肉に含まれた糖分が増し、深いコクが生まれるといわれています。

○選別

石や木片などの異物や黒豆、カビ豆、未熟豆、虫食い豆、砕けた豆などの欠点豆を取り除く作業です。

選別機のほか、ハンドピックによる選別も行われています。特に非水洗式で精製された豆は、欠点豆や異物の混入率が高い為、焙煎前にハンドピックで選別する必要があります。

○カップテスト

どれぐらいの割合で欠点豆が入っているかを計り値段を決めること。

サンプル豆を中煎り、中挽きにし、ガラス製のカップに10g入れて100ccの湯を注ぎ、スプーンですくって味と香りを鑑定し、欠点豆の混入率を定めます。

今回は、栽培して収穫したら終わりかと思っていたコーヒー豆が、収穫後の精製や選別作業、その精度によってカップテストでの値段に差が出てくるということを知ることが出来てよかったです。今後、コーヒーを買うときの楽しみが増えた気がします。

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