サードウェープの波を引き起こした日本の喫茶店文化

オシャレな店構えに一杯いっぱいのコーヒーを手でドリップしてくれる、「サードウェーブコーヒー」と呼ばれるお店が海外から進出して開店ラッシュとなっています。
注文してから目の前でドリップしてくれるこだわりが、とても人気を呼んでいます。
「サードウェーブ」つまり第三の波と呼ばれるワケ

アメリカでのコーヒー文化の変遷から、この「サードウェーブ」という呼び方が起きてきました。
1950年代以降のアメリカでは、いわゆる「アメリカンコーヒー」が主流でした。
第一の波の世代です。
薄めにいれたコーヒーを、コーヒーショップやファストフードでどんどんおかわりするという飲み方がされていたのでしょう。

そこへもっと焙煎やドリップにこだわり、コーヒーを堪能できるお店が登場してきます。
それがセカンドウェーブ世代です。
シアトル御三家と呼ばれるのが「スターバックス」「シアトルズベストコーヒー」そして「タリーズコーヒー」です。
この波は日本にも押し寄せてきて、「スタバでMacBookを開いて仕事するのがオシャレなヒト」という流行を生み出しました。

そして訪れる第三の波。
それが「サードウェーブコーヒー」。
サードウェーブコーヒーの特徴は「豆へのこだわり」と「一杯いっぱい丁寧にドリップ」という手法です。
サードウェーブコーヒーの原点は日本の喫茶店

ブルーボトルコーヒーの創設者J・フリーマンさんは、自分たちの原点は日本の喫茶店文化にあると話しています。
「純喫茶」というくくりで町角の小さな喫茶店に受け継がれてきたコーヒーを楽しむ習慣。
それはひとつの文化ともいえるものだったのです。
お客のオーダーを受けてからドリップを始め、淹れる時の香りから楽しむというゆったりとした時間の流れがそこにはありました。

ブルーボトルコーヒーでも、ハンドドリップが主流となっています。
しかし、マスターの熟練度がものをいった昔とは違います。
ドリップする一つひとつのカップの下には、タイマーと重量計が一体となった装置が使われています。

お湯の量や蒸らし加減、抽出時間をマシンでコントロールすることで、ドリッパーの技量の個人差がでないようにハイテクノロジーが採用されているのです。
また、店舗で焙煎したコーヒー豆は5日から8日以上経過してからでないとドリップしない、というこだわりも持っています。
それは、焙煎したての豆は香りが弱く、一番おいしい状態になるまで寝かせておくためなのです。
研究しつくされたサードウェーブコーヒーがますます至福の時間を楽しめるようにしてくれています。

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