ドリップコーヒーに関してのお悩み相談室

現代社会に欠かせない、時にリフレッシュ、時に眠気覚まし、時には健康維持にと1人何役もこなすエリート飲料。 それがコーヒーです。
コーヒー、本当美味しいですよね。私も毎日かかさず飲んでいます。
さて、そんなコーヒーですが、種類も実に様々です。主にサラリーマンに大人気の缶コーヒーから、喫茶店のドリップ、サイフォン式、最近ではプレス抽出なんてのも出ていますね。
今回、ご紹介するのは、喫茶店でも馴染みがあり、家庭でも挑戦しやすい「ドリップ」に注目を当てて紹介していきましょう。

ドリップ方式を簡単に説明しますと、炒ったコーヒー豆をミル引きし、そこにお湯を入れて飲む方法ですが、家庭でも挑戦しやすく、私もここからコーヒーの深みにどっぷりとハマり始めるきっかけになった手法です。 この手法ですとそこまで高価な機器も必要ありませんし、初心者でも手軽においしいコーヒーが楽しんでいただけると思います。
さて、まずコーヒー豆に関してですが、コーヒーショップに目を向けてみると、実に多種多様なコーヒー豆が売られていますね。 キリマンジャロとかブルーマウンテンなど、誰もが一度は耳にした事があるであろう産地から、コスタリカ、ペルーなどあまり耳にした事がないと思われる産地まで、すごく産地の幅は広いです。 では、『どこの産地から始めたら良いのか?』ですが、私が自分でコーヒーの抽出にチャレンジする時、馴染みの喫茶店店主から教えてもらったんですが、最初はその店の「オリジナルブレンド」から始めてみるといい、と教わりました。 というのも、オリジナルブレンドはそのコーヒー店主が「美味しい!」と感じたブレンドを発売しているわけですから、わりと万人に受ける味に仕上がってるはずだ、という考えです。 なので初心者の方でどの豆を買ったら良いかわからないという方は、その店の【オリジナルブレンド】から始めてみてください。 そこから徐々に興味のある味に挑戦していただければと思います。 なお、店によっては産地や炒り方によっての味の違いを数値や星の数などで表記してくれてるところもありますので、自分の好みに応じた味を発見してみてください。
さて、コーヒー豆を買ったら、ミル引きですが、これは買ったお店がやってくれる事が大半かと思います。もし豆の状態でしたら、ミル引きの器具を購入する必要がありますが、ミル引きの器具もピンからキリまで種類が様々です。
いったいどれを買えばよいのかといいますと、実はミル引きの器具は『高いものと安いものでそれほど性能に差はありません。』 では何で値段がすこぶる高いものがあるのかと言うと、例えばプラスチック容器でなく、木で作られていたりとか、パーツの一つ一つにこだわりがあって作られているものが比較的高い傾向にあります。かといって安すぎるものですと、刃が2回使ったら使い物にならなくなった、なんて事を購入者から耳にした事もありますので、値段で言えば、【ミル引きは中堅クラスのものを購入するのがオススメ】と表記しておきます。 が、ここで注意点が1つ。 刃はよほどの事がない限り、【ステンレスのものをオススメ】します。 手入れを細かく行いたい方も、割とずぼらなほうの方のどちらでも可も不可もなく使える刃です。

 
さて、『豆』『ミル引き』が揃いました。 残るはドリップに使う抽出器具とフィルターですね。 抽出器具に関しては『穴の数』に注目しましょう。 じっくり深い味わいが楽しみたい方は、一つ穴タイプを。 手広くオーソドックスな味わいが楽しみたい方は三つ穴タイプをオススメします。 これは、抽出機器に入れられたお湯が出てくるまでの間にどれだけコーヒーの「成分」と一緒に落ちるかによって、味わいが変わることを意味します。

 

つまり、1つ穴ですと、落ちてくるまでに時間をかけて落ちてくる事になりますので、しっかり「成分」がお湯に溶けて抽出されやすいですが、少し時間がかかります。3つ穴はそこそこ早く落ちてきますが、「成分」もそれだけお湯に溶ける時間が少ないという事になります。 これは完全に好みですが、私の所見で言いますと、まずは3つ穴タイプから始めてみてはいかがかな?と思います。 理由は『お湯を入れる速度によって、その日の気分に応じた味が入れやすい』ことから、記しておく事にします。
続いてフィルターですが、これは完全に好みの問題と思います。 もちろんどこのメーカーかさっぱりわからん見るからに汚い感じのフィルターはオススメしませんが、漂白、無漂白、どちらでもさほど味に変化はありません。 無漂白の茶色がかった色が好みという方もいますし、その方が使用される心のような白さの漂白色がお好きという方もいらっしゃるでしょうから、フィルターは『お好みでお好きなものを』という事にしておきます。 ちなみに、最近はカラーバリエーションも豊富なようで、黒い色をしたフィルターを最近見かけました。 いろいろな所におしゃれを感じる時代になりましたね。
最後の器具は熱湯を沸かすやかんです。 これは絶対にお湯の出口が細口になっているタイプを選びましょう。

 

コーヒーを嗜もうとしてる方ならお耳にした事があるかと思いますが、『お湯は置くように流す』という言葉があります。 これをするのに広口のやかんですと、ちょっと傾きを間違えただけでボジョ!とたっぷりのお湯が注がれてしまう危険性をはらんでいます。さしずめその様はせっせと作り上げたナノブロックを猫パンチで破壊されてしまう心理に似たように感じます。 少し話がそれましたが、細口のやかんですと、少し傾きを間違えても、致命傷になるほどのお湯が流れる事はありませんので、ここはお持ちでない方もぜひ細口のやかんを入手してみてください。

 
さて、ドリップコーヒーに使用する『コーヒー豆』『ミル引き』『抽出器具』『フィルター』が揃いました。 残るはコーヒーの味を決める『淹れ方』です。
喫茶店のマスターも仰ってましたが、コーヒーの味の7割を決めるのは『淹れ方』だそうです。 今回は私が自宅で行っている淹れ方に沿って、注意点等を記載していきたいと思います。
まずお湯ですが、できれば水道水ではなく、浄水(天然水)を使うようにしましょう。コーヒーの味にこだわるのであれば、相方の水にもぜひこだわっていただきたいと思います。ようするに美味しい水を飲んだ時の澄んだ味わいでコーヒーを楽しんでいただけたら。 さて、そのお湯を沸騰するまで沸かしたら、少しお湯のポコポコが治まるのを待ちましょう。 そうする事で、コーヒーを入れるのに適した温度『94度』前後になります。 抽出する容器の上に抽出機器、フィルターをきますが、フィルターの圧着面の底側と側面は『それぞれが反対方向に折る』ようにします。折り紙で言うところの底を「山折」にしたら側面は「谷折」ですね。
その上にコーヒー粉を入れたら、少しトントンと叩いて、コーヒー粉を平らにしましょう。 平らになったコーヒー粉の中心部およそ2~3センチ程度の円を描くようにして、すこしずつお湯を注ぎいれます。この時『淵にお湯がかからないよう』注意しましょう。 淵の方はほとんどコーヒーの成分が溶けず、お湯がそのままフィルターを通過してしまいます。 お湯を注ぎ、じんわりと淵のほうが湿気をおびてきたら、一度お湯を注ぐのを止めます。そのまま20秒ほど待ち、コーヒー豆を蒸らしましょう。

 

蒸らし終えたら再度お湯を円を描くようにゆっくり注ぎ、淵のほうまで水分が見えたら、落ちるのを待ち、また注ぎ、と繰り返します。 理想は2回~3回ほどの抽出作業で1人分のコーヒーが出来るくらいの注ぎ量が理想といわれています。 さて、この抽出作業、紅茶や緑茶とは違い、最後の一滴まで落ちるのを待つと、コーヒーの場合は残念な事に『苦味やエグみ』がコーヒーに出てしまいます。 ですので、コーヒーの抽出は最後まで出終わるまでに抽出機器を取り外しましょう。

 
上記の注意点に気をつけながら抽出すると、鼻腔をくすぐるおいしいコーヒーの完成です。 仕事の後はもっぱら缶コーヒーを飲んでらっしゃる方がおられましたら、一度このドリップコーヒーを試していただければと思います。私もわりと面倒くさがりな性格で、缶コーヒーやインスタントコーヒーのほうが手軽だし、と思っていましたが、ドリップコーヒーを自分で淹れる様になってからは、ドリップコーヒーオンリーです。 自分で豆を選ぶ楽しさ、淹れる楽しさ、それを味わう楽しさ、すごく楽しいですよ。

 
残りわずかとなってしまいましたが、もう少しコーヒー豆の炒り方について語らせてください。 コーヒー豆は産地も大事ですが、炒り方も大事です。 深いどっしりとした味わい(エスプレッソのような味わい)がお好きな方は、ぜひ深炒り豆でコーヒーを淹れるようにしてください。 逆にあっさり、すきっとした味わいがお好きな方は中炒りの豆でコーヒーを淹れましょう。

 
ちなみに、ドリップ方式で抽出し終わった後の豆はそのまま捨ててしまえば単なるゴミですが、耐熱容器に入れて電子レンジで乾燥するまでチンすると、消臭効果のあるゴミに早変わり。 便利なのでお試しを。 ただ、これにも似た作用を起こしてしまうのがコーヒー豆本体で、コーヒー豆本体にも消臭と言いますか、『臭いを吸収してしまう』性質があります。 ですので、買った豆を空気にさらして置いておいたら、どことなく臭ってしまったり、冷蔵庫なんかに入れると、冷蔵庫の臭いをばっちり吸収してしまい、「レイゾウコ産の臭い豆」に変わってしまいます。 コーヒー豆は買ったり炒ったりした直後がベストですが、どうしても保存しなければならない場合は、密閉容器などに入れて『冷凍保存』をし、早めに消費するようにしましょう。
以上が美味しいドリップコーヒーを飲むためのステップです。

 
事細やかに挙げればまだまだ詳細点はありますが、まずは本格コーヒーを気軽に楽しむ、という事をはじめるきっかけになっていただければ幸いです。

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