ペーパードリップのコツ

お店でもよく見かけるコーヒーの抽出方法に、ペーパードリップがあります。

ペーパードリップで淹れるコーヒーは、いやな雑味がなくて、後味のすっきりしたクリーンな味わい。いわゆるスペシャルティコーヒーと言われる豆の個性も、しっかり味わえるおすすめの抽出方法です。

家でコーヒーを淹れる人が最近多くなった気がしますが、コーヒーをドリップするとなるとまずはこのペーパードリップから始められる方も多いんじゃないでしょうか。

ひとつ難点をあげるとすると、ペーパードリップの場合、コーヒーのコクを感じる油脂分をペーパーフィルターが吸収してしまうということ。

しっかりとしたコクのある味わいを引き出すには、ちょっとしたテクニックも必要になります。難しく感じるかもしれませんが、実際にやることはシンプル。

コツは、「コーヒーを淹れる最初の1分間をゆっくりていねいに」!

大体コーヒー2人分だと、淹れ終わるまでにかかる時間は2~3分くらいが目安です。そのうちの最初の1分が、美味しいコーヒーを淹れる大切な時間となります。

この大切な1分間のあいだにドリッパーから落ちてくるコーヒーは、美味しいところがギュッ!と詰まっているコーヒーエキスと呼ばれる味の決め手になる部分です。

例えば、ゆっくり1分間抽出したあと、軽くてさっぱりした味わいで飲みたい時は、お湯を太く速めに注いで1分かけて抽出する、しっかりコクのある味わいで飲みたい時は、お湯を細めにゆっくり注いで2分かけて抽出する、というふうに自分の好みの味にアレンジすることもできます。

簡単に言えば、最初の1分間の抽出にじっくり時間をかけて行い、あとはそのコーヒーエキスをお湯で薄める感覚です。
ひたすら同じ要領で最後まで落としてしまうと、ちょっとぼやけた感じの風味になるのが分かります。

ペーパードリップで飲んでいるけど、イマイチ味が安定しなかったり、お店で美味しかったから同じ豆を買って家でも飲んだけど、ちょっと違うなという場合は、抽出方法のちょっとしたコツを知っておくと、自慢のコーヒーが淹れられるようになるかもしれません!

World coffee roasting championship2013(焙煎士の世界大会です)で世界チャンピオンに輝いた、豆香洞コーヒーの後藤直紀焙煎士にコーヒーを淹れて頂きお話しを伺った事がございますが、抽出にメリハリをつける事が美味しく抽出するコツだそうです。

コーヒーの美味しいところを抽出出来る前半はじっくり、後半はお湯を太く注いでコーヒーの雑味が出る前に出来るだけ素早く抽出を終えます。

プロはコーヒーの温度、お湯を注ぐスピード、お湯の量をコントロールしながらコーヒーの酸味を強く出したり、コクを強調したり味を調整しております。

お湯を注ぐ時の範囲は、中心に500円玉程度の大きさがちょうどいいです。このとき端っこに注ぐのは禁物ですよ。コーヒーの粉を通らず、フィルターの側面から下に落ちるだけなのでもったいない淹れ方になってしまいます。

最初の1分間、慣れるまではお湯の注ぎ方も結構難しいかもしれません。

イメージは、ザーッとではなくて、じわ~っと粉の上にお湯を垂らす感じでしょうか。

 
失敗しても、そのときの淹れ方を次に活かせばいいのです。

 
こうやってだんだん自分の淹れ方を習得していくプロセスが、ハンドドリップのおもしろいところです。
抽出したい分量が落ちたら、すばやくドリッパーをはずしましょう。

残っているお湯が完全に落ち切ってしまうと、雑味(アク)まで落ちてしまって、またもったいないことになってしまいます。

ペーパードリップに慣れてきたら、淹れたあとの粉もチェックしてみましょう。
軽く逆ドーム型になっていたらいい状態で抽出できた証拠ですが、極端に陥没していたら、注ぐお湯の勢いが強すぎるのかもしれません。

コーヒーは淹れる時間も楽しさのひとつ。粉にやさしく接すると、ちゃんと味で応えてくれます。

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