モカコーヒーとカフェモカ

カフェで目にする「モカ」という名前の意味や由来をご存知ですか。

モカコーヒーとカフェモカ、ニュアンスは似ていますが、実物は違うものなんです。

モカコーヒーと呼ばれるものは、「ブラジル」や「コロンビア」のようにコーヒー豆の種類のひとつなんです。
モカコーヒーの生産国はイエメンとエチオピアの2カ国なんですが、イエメンの”モカ”という港から、この2カ国で生産されたコーヒー豆を一緒に輸出したことから合わせて「モカ」と呼ぶようになったそうです。

イエメンのモカや、エチオピアといえば、コーヒーの起源とされる場所ですよね。
モカコーヒーというのは、世界中でいちばん歴史が古くて謎に包まれたコーヒーでもある気がします。

7年前には、エチオピア産のモカの輸入が規制されたことで、モカコーヒーの希少価値があがりました。
当時のコーヒー専門店でも、モカが飲めなくなったね…という声をよく耳にしました。

モカコーヒーのなかでも収穫している産地によって、いろんな個性があるんですよ。
エチオピアのモカで有名なのは、”モカ・シダモ”や”モカ・ハラー”ですが、それぞれ収穫された土地の地名が名前に付けられています。それがひとつの銘柄となっているんです。

苦味は少ないのですが、独特の酸味が力強く、フルーツに似た香りのコーヒーです。
コーヒーを飲みなれていない方にとっては、コーヒーって苦いだけじゃないんだと驚かされるようなコーヒーで、ワインの後味にも似たような感覚です。

 

エチオピア産のモカには、苦味が特徴の豆とブレンドされることも多いようで、よく聞く名前に”モカ・ジャバ”というのがあります。
これは、ジャワ産のロブスタ種をブレンドしたコーヒーで、パンチのある苦味と後味のフルーティな酸味が際立つ味わいのコーヒーです。
ロブスタ種とは、コーヒーの品種のひとつなんですが、スペシャルティコーヒーの代表でもあるアラビカ種の上品さに比べると、ちょっとやんちゃな感じでしょうか…。
イエメン産では、”モカ・マタリ”が人気の高い銘柄ですね。
こちらも苦味は少なく、爽やかな香りと強い酸味が特徴で、あとからくるほのかな甘味とコクが印象的。
一度飲んでみたら他の産地とのフレーバーの違いがよく分かるコーヒーですよ。

それでは、このモカコーヒーと同じ名前のついた”カフェモカ”は、どんな飲み物のことなんでしょうか。

カフェモカとされる一般的なものは、エスプレッソコーヒーとチョコレートシロップあるいはココアパウダーにミルクを注いで作られます。
ホイップクリームがトッピングされていることもありますよね。

もともとは、モカコーヒーの持つカカオに似たような風味を再現するために、チョコレートやココアを使ったエスプレッソメニューとしてアメリカで広がったみたいです。
エスプレッソの苦味に甘いチョコレートが混ざることでマイルドな口当たりのコーヒーになります。寒い日や、甘いものが欲しい時にぴったりのコーヒーですね!
チョコレートとコーヒーはもともと相性がいいので、コーヒーの持つフレーバーに近いようなキャラメルやバニラ、ナッツなどのトッピングとも最高の組み合わせができるはずです。

モカコーヒーと、カフェモカ、見た目も味も全く違う飲み物だということが分かりましたでしょうか。

ちなみにイタリアでは、多くの家庭でモカポットというコーヒー器具を使います。
砂時計のような可愛い形をしたものからいろいろ種類はありますが、この器具で深いコクのあるおいしいコーヒーを淹れて飲むのがライフスタイルなんだそうです。

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