極寒と熱帯が出会ったぬくもり感

コーヒー好きの人にはこだわる人が多い気がします。


おいしく飲むにはこうでなければ……という自分独自のこだわりがあるのです。
どうしても熱いコーヒーが飲みたい、そしてできることなら最後のひと口まで熱いままで飲みたい、という人もいます。
そういう方におススメなのが「ククサ」です。

「ククサ」とは、北欧伝統の木製カップのこと。
北欧の職人さんが白樺の木を手でくり抜いた木製カップのおかげで、最後のひと口まで熱々のコーヒーが楽しめるのです。
ククサカップがいつまでも熱々なワケ

温度管理で重要なのが、熱伝導率です。
熱伝導率は「Wmk(ワット毎メートル毎ケルビン)」という単位で測定されます。
コーヒーカップでよく使われている磁器の熱伝導率は1.5Wmk。
表面がツヤツヤのオシャレなコーヒーカップはたいていこれです。

お父さんたちが趣味でやる陶芸ではもっとゴツゴツした陶器を焼くことが多いでしょう。
陶器の熱伝導率は1.0~1.6Wmkです。
磁器も陶器もあまり変わらないですね。
ちなみにガラスも1.0Wmkだそうです。

それに対して、ククサは木製です。
木の熱伝導率は、なんと0.15~0.25です。
陶器と比べて10倍も熱を伝えにくいことになります。
いつまでも熱々のコーヒーが飲みたい人にとっては、ククサは絶好のコーヒーカップなのです。
絶大なぬくもり感がいいククサとコーヒー

コーヒーでひと息入れるときは、ぬくもりを感じます。
なぜだかホッとするんです。
使うカップがククサのような木製カップだと、なおさらです。
手触りといい、口当たりといい、肌にしっくりくるんです。

また、ククサとコーヒーはなぜか相性がとってもいいんです。
実は、出来立てのククサは水分が底にじんわり浸みてくることがあります。
年月が経つと木目が凝縮して浸みなくなるんですが、淹れ終ったコーヒー粉をククサカップに塗ると浸みにくくなるんです。
割れないように天然オイルで時々お手入れをする必要もあるんですが、その時に淹れた液体のコーヒーを少量混ぜて擦り込むと味わいのある深みあるツヤがでるようになります。
毎日コーヒーを飲んでいるだけでも自然にツヤがでてくるかもしれませんね。
北と南が出会うぬくもり

ククサカップは北欧にいるサーミ人が白樺の木から伝統的に作ってきた木製カップです。
一方、コーヒーは赤道に近いコーヒーベルトと呼ばれる地帯で生産される産物です。
極寒の極地方のククサと、熱帯地方のコーヒーが出会うと相性がいい、なんてなんだか不思議ですね。
北欧の職人さんが白樺の木を手でくり抜いた木製カップで、熱帯でとれた豆を焙煎職人がじっくりローストして淹れたコーヒーをいただく。
グローバルをまたにかけた出会いが、ぬくもりのひと時を演出してくれるんです。

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