珈琲の詩 神奈川県川崎市高津区二子5-1-1

都市開発で有名になった二子玉川駅より二つ隣の高津駅の近くに、このお店はあります。
様々な喫茶店に行った事がありますが、ここでの時間は格別です。
ドアを開けると真っ先に目に飛び込んでくるのは、カウンターに置かれた、琥珀色の明かりが灯るサイフォン。
そして、天井のスピーカーから聴こえてくるクラシック音楽。
テーブルや椅子などはシックで、純喫茶といった雰囲気です。
店内は広くなく、カウンターとテーブル席が数席。
ドアの近くには天井まで届く本棚に、ぎっしりと詰まったレコード。奥にはピアノと楽譜が置かれています。

メニューは豊富で、珈琲はブレンド、アメリカン、アイスコーヒー、コロンビア、マンデリン、ブラジル、キリマンジャロ、モカマタリ、トアルコトラジャ、ブルーマウンテンの10種類。値段は400円から600円で、お手頃な価格です。マスターが一杯ずつ丁寧に、真剣な眼差しで淹れてくれます。

紅茶やソフトドリンク、オリジナルドリンク、といった他の飲み物の種類も多くあります。サンドウィッチやトースト、自家製の焼き菓子やケーキ、カレーまであり、軽食も充実しています。
サイフォンで淹れる珈琲は抜群に香りがよく、爽やかな味で美味しいですし、マスター自信作のカレーも、ここに来たら必ず食べる一品です。
自家製の焼き菓子は素朴な懐かしい味で、帰り際についつい買ってしまいます。
ケーキも行く日によって、品揃えが変わるそうです。

クラシック音楽が流れている喫茶店なので、話し声はひそめないといけないのかしら、と思う方が多いみたいですが、心配は無用です。
音楽が流れていても、お客さん達は普通におしゃべりを楽しんでいますし、しゃべり声で音楽がかき消されてしまうこともありません。
大きすぎず小さすぎない、本当にちょうどいい音量で音楽が流れているのです。
1人でお店に立ち寄る時は、間近でサイフォンを見たいのと、ある一つの目的があり、カウンターに座ります。

ここはクラシックレコードに囲まれている喫茶店。5000枚ものレコードがあります。自分の好きなクラシックの曲をマスターにお願いして、そのレコードがお店にあれば店内でかけてくれるのです。
これが、カウンターに座る、ある一つの目的なのです。
もちろんテーブル席でも、声をかければ音楽はかけてくれますが、せっかくお願いするのだからカウンターに座りたいですし、何よりクラシックが大好きなマスターと音楽の話をするのはとても楽しいのです。ですので、聴きたい曲がある時は一人でカウンターに座ることにしています。
好きな音楽とサイフォンの音、珈琲の香り。たまらない至福の時間です。
一人でではなく、友人とこのお店を訪ねる時は、全く別の楽しみ方があります。

席が空いていれば、一番奥のテーブル席へ。
なぜ一番奥のテーブル席かというと、ピアノに置いてある楽譜を見るためにその席へ座るのです。
その楽譜は、ただの楽譜ではなく、あるクラシックの曲のワンフレーズが書かれています。
曲名を当てると飲み物が1杯無料になるという、マスターが出す問題で、その問題は毎月ごとに変わります。
多少クラシックをかじっている程度では、とても何の曲かは当てられないのですが、友人と、あれやこれら考えるのは楽しい時間です。
もし、このお店に立ち寄る事がありましたら、カウンターに座ってクラシック音楽とサイフォンの音を聞いてみて下さい。「珈琲の詩」が聞こえてくるかもしれません。
お腹に余裕があれば軽食もお忘れなく。どれもとびきり美味しいのですから。

【店舗情報】
店名:珈琲の詩
住所:神奈川県川崎市高津区二子5-1-1
電話番号:044-822-2733
営業時間:9時から21時
定休日:日曜祝祭日

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