珈琲焙煎所 旅の音

夜の帳が下りる頃、オレンジのライトが心地よく私を誘いました。
住宅街の中にある、小さな焙煎所『旅の音』です。
そこは、かつての美術学校で、跡地はリノベーションビルとして生まれ変わっています。
一階に位置する『旅の音』は、道側からもそのあたたかな雰囲気を存分に望むことができ、突如現れる物語のような空間に、思わず心奪われます。

 
外側の大きな硝子扉からも入店できますが、あえてリノベーションビルの中からお邪魔しました。
しんと静まったコンクリートの建物は清潔で、美術学校の面影を今もきちんと残しています。

 
ブルーの扉の前に、『コーヒーバイセンショ タビノネ』と書かれた看板がちょこんと置かれていました。
その横には、ふわふわのすすきが秋らしくとても優しくディスプレイされています。
少し緊張しつつノブを回すと、黒のお洋服で身を包んだ店主様が「いらっしゃいませ」と声を掛けて下さいました。

 
お客様は、お話を楽しむ可愛らしい女の子達やお勉強に励む学生さん。時間が夜六時を回っていたせいか、
それともこのお店の居心地の良さでしょうか。大変穏やかで落ち着く雰囲気で満たされていました。
家族で入店した私が注文したものは、雑誌の表紙を飾るほどインスタ映えする『珈琲パフェ』。
上に+150円でマシュマロとクッキーを乗せる事が出来ます。
これを乗せた方が断然可愛らしく美しくなり、パフェの上に蓋と取っ手がついたようなヴィジュアルになります。
濃厚でビターな珈琲ゼリーの下には、牛乳寒天、ラズベリーソース、シリアルがお行儀よく層になっていて、色の配色が大変、優美です。

 
お味を順に書きますと、一番上の焼きマシュマロだけが甘く、その下に敷かれたクッキーの裏には焼き色がつけられていてほろ苦く、素の味が楽しめる牛乳寒天、酸味のある鮮やかなラズベリーソース、健康でこおばしいシリアルとなっています。
他のメニューにも、檸檬やグレープフルーツなど柑橘系のものが使われていて、甘さをほとんど感じさせない、珈琲好きの為のスイーツが揃っています。

 
このような主役をひき立てるようなメニューの数々に、焙煎所としての誇りを感じずにいられません。
他には、家族の為に林檎ジュースとスノウボール、マンゴーの入った珈琲を注文しました。

 
林檎ジュースもとても美味しく、スノウボールには沢山のナッツが入っていました。
珈琲のお味はマンゴーがとても良く効いていて、フルーティーなのに甘くなく、ミルクと珈琲とマンゴーが三層になっていて、見た目にもこだわっています。
店内には、沢山のドライフラワーが天井や壁に上品に飾られ、所々置かれたアンティークも落ち着く空間作りに一役買っているようです。
壁には他に、細長い硝子の筒がいくつか掛かっていて、コーヒー豆が入っています。
蓋を開け、それぞれの豆の匂いを確かめてから注文することが出来るという、珈琲好きにはなんとも嬉しい心遣いです。
大きな一枚板のテーブル席、窓際のカウンター席、二人掛けの小さなテーブル席が数席。
老若男女が気軽に落ち着いて珈琲を楽しめるような席の配置になっており、
ひとりでも、ご家族でも、ご友人同士でも来店を憚りません。
お味も珈琲焙煎所に恥じない本格的なもので、美しい見た目のこだわりは、現代を象徴する大変満足するものでした。

 

下記にお店の詳細を記載致します。
京都旅行の折りに、日々の散歩コースの一つに、大切な人との思い出作りに、
様々なシーンにおすすめできるお店です。

 

珈琲焙煎所 旅の音
open 10:00-19:00
定休日 月曜日
住所 京都府京都市左京区田中東春菜町30-3 THESITE A号
TEL 075-703-0770
http://coffee.tabinone.net
叡山電鉄元田中駅より徒歩五分
市バス『高原町』徒歩三分”
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