蜂蜜コーヒー論〜リバースを観て考えたこと〜

僕はテレビに影響を受けやすいタチである。

こと大好きなコーヒーに関することなら尚更だ。

今、TBSの金曜ドラマ『リバース』を楽しみに観ている。

藤原竜也演じる深瀬 和久と 小池徹平演じる広沢 由樹は大学のゼミ友達でゼミ室で二人でコーヒーを飲むシーンがあるのだが、実に味わい深いのだ。

深瀬はコーヒーに非常にこだわりのあるタイプで、ゼミ室でも自身で持ってきた豆を丁寧に挽いてコーヒーを淹れる。

広沢の分もコーヒーを淹れてあげるのだが、広沢は大きなスプーンで実家から送ってきた蜜柑の花から採れた蜂蜜の瓶からたっぷりと掬い取ってコーヒーにいれる。無造作にコーヒーにぶち込むといった表現のほうが正しいかもしれない。

コーヒーに蜂蜜…少なくとも、コーヒーにこだわりのあるタイプなら邪道だと思われる方もいるかもしれない。

僕が昔、足しげく通っていたスペシャリティコーヒー(簡単に言うとコーヒーの品評会で一定のレベルをクリアしたコーヒー豆)を扱っている珈琲ショップのバリスタが言っていたことを思い出した。
『お客さんの好みがあるので悪いとは言えませんが、横に置いてる砂糖の減りが早いとちょっと寂しい。本当にいいコーヒーはブラックで飲んでもフルーツのような甘さがあるのです。コーヒーもコーヒーチェリーと言う果物ですからね。その甘さを味わって欲しい』
あのバリスタのお姉さん可愛かったな……というのはさておき…コーヒーにこだわりのある深瀬のことだ、大学生の限られたバイトで稼いだお金の中からなんとか捻出してそれなりにいい豆を購入しているのだろう。

 

深瀬ひとりだったらもしかしたら蜂蜜をいれて飲んだりしないかもしれない。
広沢は二人のマグカップにさも当たり前のように蜂蜜をぶち込むのだ。そして二人で美味そうに蜂蜜コーヒーを飲む。

 
僕は子供の頃トムソーヤの冒険を読んでトムのイタズラにワクワクしたものだ。

コーヒーに蜂蜜をいれるというイタズラのような行為に私はワクワクしてしまう。そのドラマを観た後にウキウキしながらコーヒーにいれる蜂蜜を購入しにいったのは言うまでもない。

 

 

茶道の世界に【守破離】と言う言葉がある。

 

まずは師匠の教えを守りなさい。その教えが身についたら、その教えを壊して離れなさい。

といった内容の言葉である。師匠から学んだことを守ることは大事だ。どんなことがらでも基本の型が出来ていないとなかなか上達しないものだ。しかし守っているだけでは師匠の生み出したものより良いものがうまれることもない。
この蜂蜜コーヒーは深瀬のこれまでの人生を象徴しているようにも思えた。それまでの人生で友達と呼べる人もおらず、無難な人生を歩んできた深瀬。それが広沢という友人に出会っていい意味で深瀬がこもっていた殻をぶち壊されてそれまでとは違う人生を味わうことが出来たのであろう。
この蜂蜜コーヒーについて考えてみると実に面白い。
コーヒーにも様々な種類があるように蜂蜜にも様々な種類がある。広沢の蜜柑の蜂蜜にはどんなコーヒーが合うのだろうか?
スペシャリティコーヒーの味や香りはよくフルーツなどに例えられる。

『このコーヒーにはフレッシュなベリーのような甘さと酸味があるな』と言った感じでバリスタは味を表現している。

蜜柑の花の蜂蜜には同じように柑橘系のフレーバーを持ったケニアの豆を合わせてみるのもいいかもしれない。

あるいはチョコのようなフレーバーを持ったグアテマラのコーヒーを合わせてみるのも面白い。オレンジピールチョコレートのような味になるかもしれない!これは美味しそうだ‼︎
蜂蜜にはコーヒーの花から採った蜂蜜もあるそうです。これは間違いなくコーヒーに合いそうですね。
自分の好みにあったコーヒーと蜂蜜のフードペアリングを皆さんも試してみて下さい。

はちみつコーヒーで深瀬のようにあなたにも新たな転機〜リバース〜が訪れるかもしれません。

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