コーヒーのお供といえば?

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コーヒーを飲むとき片手になにかお供が欲しくなる、というのは私だけでは無いはずだ。
もちろん、お供無しでコーヒーを楽しむのも好きだ。もちろん私もコーヒー歴が長いので、購入する珈琲にはそれなりのこだわりがある。

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でも、+αを用意するだけでコーヒータイムがより特別な時間になる気がするのだ。今回は、そんなコーヒーのお供を考えていきたい。

まず、コーヒーのお供としてパッと思いつくのは「タバコ」だ。みなさんは「Coffee and Cigarettes」という映画をご存知だろうか。全編モノクロのオムニバス映画で、タイトル通り登場人物たちがコーヒーとタバコを楽しむ。むしろ、それ以外のことをしていない映画だ。ただ、そんななんでもない時間もコーヒーとタバコさえあれば、なんとなく絵になのだ。さらに言えば、喫煙者であればこの2つの相性がいかに良いかお分りのハズだ。映画が一本出来てしまうくらいなのだから、コーヒーのお供としては最高なのだろう。

「いろんなモヤモヤがタバコの煙と一緒に吐かれていくような、コーヒーの苦味に紛れていくような、そんなリラックス方法なんだよね」と知り合いが言っていて、成るほどなあと思った。それはコーヒーの味でないと成し得ないものであって、ほかの飲み物とはまた違うのだろう。

しかし、私は生憎禁煙者なので、その楽しみは体験出来ない。さて、ではそんな私はなにをお供にしたら良いだろう?

禁煙者の私がコーヒーのお供にするのは、ズバリ「本」だ。書店とカフェの併設、bookカフェなど、本とコーヒーは一緒に楽しむものという認識は刷り込みレベルである。それにしても何故私たちはこの2つをセットにしたがるのだろう。単純に飲み物を飲みながらゆっくりと読みたいってことなのだろうけど、それならコーヒーでなくとも良いハズだ。でも、コーヒーが飲みたくなる。カフェインでスッキリするから本を読んでいても眠くならない、とかそんな理由もあるのかもしれない。じっくりと目の前の文字と向き合いながら飲むコーヒーは、いつもよりも味わい深く感じるのだ。これは錯覚みたいなではあるけど。思わず本に夢中になりすぎて、コーヒーが冷めてしまうのも、それもまたご愛嬌ってことで。

2つのお供を挙げてみたが、もっとスタンダードなものといえば「スイーツ」ではないだろうか。甘いスイーツと苦いコーヒー。2つの味わいが相乗効果を生み出してくれる。チョコレートやケーキ、焼き菓子などバリエーションも豊富だ。あそこのケーキとこのコーヒーが合うなんてのを見つけるのも、また楽しいのだ。普段は生クリームを使ったケーキなんて滅多に食べないが、コーヒーがあれば話は別だ。甘ったるい生クリームも、コーヒーのコクや渋みと合わさると甘みが優しく溶けていくような感覚になる。ちょっとした休日のご褒美タイムに、この2つ私にとって欠かせないのだ。みなさんはどんなスイーツを合わせるのがお好きだろうか?

ここまであれこれと考えてみたが、コーヒーのお供なんて数えきれないくらいありそうだ。お友達とのお喋りや店主との雑談だって、その仲間に数えてもいいのではと思う。店主のコーヒー雑談を聞きつつ飲むと、なんだかいつもにも増して美味しくなってしまうもんだ。いや、これは私だけかもしれないが。

好みのコーヒー豆を探したり、淹れ方や道具にこだわったり、そういう楽しさも勿論あるだろう。そういった面からみれば、私が書いたのは本格的な技術や知識ではなく、あくまでエッセンスみたいなものだ。でも、そういう”オマケ”みたいなものが、コーヒーをより楽しくするのではないだろうかと思う。そして、その楽しみ方は十人十色だし、誰にも邪魔はされないのだ。さて、あなたはどんなお供とコーヒーを楽しむのだろうか。ゆっくりと美味しいコーヒー片手に話し合いたいものだ。

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