コーヒーの腹痛、選び方、保存について

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※下記はあくまで個人の体験に基づく記事です。

 コーヒーはとてもおいしくて落ち着くのでいつも飲んでいます。しかしコーヒーに関する悩みを持つ方も多いです。今回はコーヒーの悩みとその解決方法を教えたいと思います。

 

まず初めにコーヒーでおなかを壊すケースがあります。今では一日3杯、多い時には7杯飲む日があるぐらいですが飲み始めたころはお腹を壊していました。

 

そもそもコーヒーには食繊維、血管拡張、利尿作用といった消化や排出を活発にする効果があります。つまりコーヒーを飲むとトイレに行きたくなるというのは自然な流れなのです。お腹が痛くなったりしても心配しないでください。

 

特に朝はカフェインで目が覚めると体が急に動き始め消化器官も急に活発になります。そしてコーヒーにはカフェインが多いです。煎茶の場合100mlに対し20mg、紅茶は30mgそしてコーヒーは60mgです。玉露は160mgですが朝から玉露を飲む人は少ないと思います。こんな感じでカフェインが急な刺激になりお腹が痛くなることがあります。

 

またカフェインの過剰摂取が自律神経のバランスを崩すこともあります。次にクロロゲン酸というものの影響があります。これはコーヒーに含まれるポリフェノールの一種です。抗酸化作用で活性酸素を抑える、抗がん作用、中性脂肪を低下させるなどとありがたい効果がいっぱいあります。

 

これだけ見ると一杯コーヒーを飲めば健康とダイエットが実現できると思いますが、クロロゲンには胃酸を分泌する効果があります。そのため飲みすぎると胃酸が過剰生産され胃に負担がかかり胃腸炎に成ったりします。他にもタンニンも下痢の原因になります。

 

これはブルーベリーやブドウに含まれるアントシアニンと同じ仲間のポリフェノールです。タンニンを取ることで腸の粘膜を収れんさせ、下痢を改善が改善されることがあります。しかし過剰に摂取すると腸粘膜が刺激され逆効果に繋がります。これらのことから言えるのがコーヒーもお酒と一緒で飲みすぎに気を付けないとお腹を壊します。

 

なので休みの日などを活用して自分の限度や丁度いい量を確かめてみることをお勧めします。あとは単純にコーヒーアレルギーでおなかを壊す可能性があります。以外かもしれませんがコーヒーにもアレルギーというのは存在します。アレルギーの症状として吐き気、下痢、麻痺、イライラ、肌荒れ、手の震えなどの症状があります。

 

一見風邪や体調不良と間違える可能性がありますが、コーヒーを飲んで毎回このような症状が出るのであればアレルギーを疑ったほうがいいかもしれません。他にも腹痛の原因としてコーヒーそのものではなく砂糖の可能性もあります。砂糖を取りすぎると血糖値が上がります。

 

血糖値が上がり腸の活動が活発になったり、体内の浸透圧が上昇し腸は浸透圧を一定に保つために超粘膜から水分を引き出し浸透圧を正常に戻すように動きます。体ってよくできていると感心するかもしれませんが砂糖の取りすぎは良くありません。砂糖がダメなら人工甘味料という発想にたどり着くかもしれませんが、人工甘味料も下痢の原因になります。

 

そもそも体に吸収されにくいので体が外に出そうとするのでその作用でおなかを壊すことがあります。なので解決法としては飲む量をコントロールする、砂糖を減らす、それでもお腹を壊すならコーヒーアレルギーの検査を受けてみるといいでしょう。

 

コーヒー自体はうまく摂取すればおいしい、楽しい、体にいいとメリットの多い飲み物なので自分に合ったコーヒーの飲み方を見つけてほしいです。私も飲み始めたころはお腹を壊していました。特に朝食の後はトイレに行っていました。

 

ひどい時は通勤中にコーヒーの作用でトイレに行きたくなるという地獄に遭遇したこともあります。解決策として早めにコーヒーを飲むようになりました。

 

少し汚い話ですが、体質的に朝にコーヒーを飲むと食物繊維と腸の活性化でほぼ確実に大便が出ることが分かったので朝は早く起きて早めに朝ごはんとコーヒーを飲んで出勤前に大便の処理をしてしまうことでこの悩みから解決されました。一日中便秘に悩まされることも無いのでとても快適な生活を送れるようになりました。

コーヒーを飲み始めてハマり始めるとコーヒー選びに対して神経質になり始めます。これは少し特別な悩みではあるのですがコーヒー選びも立派な悩みです。まず初めに自分の好きな味を見つけてください。これはカフェに行ったりして大体でいいので自分の好きな酸味や苦みの量を何となくで構いません。とにかく頭にインプットしてください。

 

この時点では特に詳しい知識はいりません。完全にフィーリングです。ある程度してコーヒーの好みがわかり始めるとコーヒー選びに移ります。まず豆の焙煎ですが浅煎りは酸味が多め、深煎りは苦味が多めと覚えておけばいいです。

 

基本的に焙煎すればするほど黒くなります。浅い方から並べるとミディアムロースト→ハイロースト→シティロースト→フルシティロースト→フレンチロースト→イタリアンローストとなります。私は初めて本格的なカフェに行った時調子に乗って何となく名前がかっこいいイタリアンローストを頼んでしまいました。

 

正直苦くて飲めませんでした。私無糖ストレート派ですがあっさりとした味が好きなので朝はミディアムローストを飲んでいます。大手カフェチェーン店に行くとミディアムローストのコーヒーはどこでもおいています。ただ名前がアメリカンとなっている場合が多いのでこういった名前も少し覚える必要があります。

 

さすがにバイトの店員に「苦みが少ないの」「酸味が効いているやつ」などとお勧めを聞いてもあまり理解してくれないのである程度は自分で勉強する必要があります。逆に私と違って苦めのコーヒーが好きならイタリアンローストを選ぶといいでしょう。他にもブレンドでコーヒーを選ぶことが出来ます。混ぜるなんて正統派じゃないなんて思うかもしれませんが全然そんなことありません。

 

ワインだってカベルネソーヴィニヨンとメルローを混ぜたりしています。逆にブレンドを飲むことはブレンドしている職人やメーカーのセンスや技術に対する敬意でもあると考えています。様々な産地や種類の豆を混ぜているので複雑な味わい、バランスのとれた味わい、個性的な味わいを楽しむことができます。

 

本格的なカフェに行くと自分オリジナルのブレンドを作っているロースターさんがいることもあります。「当店自慢のブレンドです」なんて言われると少しドキドキします。ブレンドからロースターさんがどういう意図をもってこのコーヒーを作ったのかを考えながら飲むと楽しいです。

 

「苦味ブレンド」「爽やかブレンド」「エスプッソブレンド」「アイスコーヒーブレンド」など名前から何となく味を想像することも出来るのでブレンドでコーヒーを選ぶのもいいでしょう。

 

このように基本的には焙煎の種類とブレンドで自分好みのコーヒーを見つけてください。自分に合ったコーヒーを見つけるためには冒険をしないといけません。失敗を恐れずいろんなコーヒーを飲んでみてください。そしてマニアックな領域に到達したら産地や品種についてより詳しく調べてみたり自分でブレンドを作ってみるのもいいかもしれません。

 
コーヒーを買ったら保存に困ることがあります。特に一人暮らしだと消費に時間が掛かり鮮度が落ちてしまうことがあります。そもそもコーヒーとは生鮮食品です。つまり時間と共に劣化し酸敗してゆきます。

 

残念なことにコーヒーの鮮度は目で見て分かるものではないので上手に保存する必要があります。基本的な保存方法ですが、粉は冷凍保存、豆は1週間くらいで飲みきれるならば常温でそれ以上なら冷凍保存をすればそれなりの鮮度を保つことが出来ます。

 

また豆はにおいを吸収するので冷蔵庫、冷凍庫の食品のにおいが付くことがあります。肉や魚のにおいのコーヒーなんて飲みたくないですよね。正直少し気になりますけど。専用のカンやビンに入れて保存するのがベストです。

 

そういったものが無いならジップロックなどでも構いません。ジップロックの方がスペースを取りませんし便利だと思います。また冷凍庫から出して使う際に回答する必要はありません。冷たいまま豆を粉砕して使えばOKです。

 

粉の場合ダマになることがありますが手で少し強く押せばすぐに粉になります。冷凍でも保存は出来ますが基本的に4カ月以内で飲むことをお勧めします。長くても6カ月で飲むことを目標にしてください。6か月目あたりから少しずつ鮮度が落ち始めます。

 

それでも十分香りは楽しめますがベストのコンディションとは言えませんでした。とにかくコーヒーの保存は密閉と低温が大切です。密閉することで空気に触れる表面積を減らすことで酸化のスピードを下げる、風味が逃げないようにする効果があります。そして低温を保つことで化学反応のスピードが遅くなります。

 

まあこれくらいなら小学生の科学の知識があれば十分わかることでしょう。またコーヒーは真空保存が出来ません。コーヒーの香りとはコーヒーそのものに含まれているガスからくるものです。鮮度のいいコーヒーとはガスを多く含んでいるコーヒーということです。

 

なので真空にしてしまうとこの香りを抜いてしまうことになってしまいます。真空パックのコーヒーは鮮度の落ちたコーヒーに等しいのです。そもそも真空パックのコーヒーを見たことがないのでどんな味かはわかりませんがわざわざ飲みたいとは思いません。

 

お土産やお中元などでコーヒーを貰う機会があるかもしれませんが保存の方法に気を付ければおいしいコーヒーを長期的に楽しむことが出来ます。私は年に2回ほど海外旅行に行ってついでにコーヒーを買っています。去年は冬にリオデジャネイロ、夏にハワイへ行きました。そして帰りに現地のコーヒーを買いました。

 

家に帰ると小分けにして冷凍庫に保存しています。こうすることで長期にわたり旅先で買ったコーヒーを楽しんでいます。例えばハワイで買ったコーヒーを2か月後に飲みながら旅行の思い出を振り返るなど上手に保存すればコーヒーの楽しみ方を広げることが出来ます。

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