タオ珈琲 パイとコーヒーがおいしい!

Pocket

今回は熊本県山鹿市にある有名な自家焙煎珈琲を楽しめるタオ珈琲を紹介します。市内から少し車を走らせる必要がありますが、いつ訪れても人気のお店です。

 

国の指定文化財である八千代座近くにあり、その街並みに合わせこじんまりとしつつも、木や石をつかった店構えで、感じがよく入ってみたくなる店です。

 

八千代座から近いため、週末は観光の方が多く来店され、お店の前はちょっとざわついた感じにはなります。

 

しかし店内のドアを開けた瞬間、バターの香りとコーヒーのいい香りに包まれ、心地よいまったりとした空気が流れます。店内のアクセントになるのが雑貨類、センスの良さを感じます。

 

このまったりとした感じの中にも、店主の研究熱心な思いがすごく感じられるが、でもさりげない。マスターのそのもののような気がします。

 

それはコーヒーだけに限ったことではなく、店内のテーブルやいす、壁といったものからも感じ取れます。

 

店内には、カウンター席とテーブル席がありますが、どちらもベトナムで買い付けた木材を使用した古民家のような柔らかくレトロな雰囲気。さらにラクダの皮で作られたランプシェードにから注がれる光は、やさしく包み込まれるようなあかりを生み出しています。

 

店内は、お客さんでいっぱいだけど、ちょっと隠れ家的な雰囲気が出ています。

 

ここのタオ珈琲の顔である「ブレンドコーヒー」はもう一つの看板メニューである「パイのためのコーヒー」なのです。

 

アップルパイが苦手だったオーナーが自分がおいしいと思えるパイを作るために日々試行錯誤そして生まれたアップルパイ、そのアップルパイにあうブレンドコーヒーを作り出すといったこだわりと徹底ぶりなのです。

 

このパイのために配合された「つどい街道」(HOT)と呼ばれるブレンドコーヒーは、ほんのり甘味を感じるやわらい味のするコーヒーです。

 

コーヒーをすすると、コーヒーのスッキリした味が通過したあと、口の中でまろやかさと甘味を感じます。おいしいコーヒーでしか味わえない、後味で感じる甘味!

 

焙煎前の「水洗い」によるひと手間の効果でしょうか?

 

直火式焙煎機であるフジローヤル・ロースターで引き出された豆本来の味なのでしょうか?

 

それとも有名銘柄にこだわらず、実際に生豆の出来具合やテイスティングにより自分の目や口で選び抜いたこだわりの豆を選んでいるからでしょうか?

 

コーヒー好きはもちろんですが、普段は苦いからコーヒーは飲まないという方や、いつもミルクや砂糖を入れてコーヒーを飲んでいる人に、ぜひ飲んでほしい。

 

それが「つどい街道」です。きっと、コーヒーって本当はおいしんだなぁ、ミルクや砂糖を入れずに飲めるんだなぁって感じてもらえるのではないでしょうか。

 

この他にも、エスプレッソにホイップクリームを浮かべたオリジナルメニューのタオ・チーノ(540円)やコーヒーがすこしコーヒーの入ったミルクセーキ(598円)なども人気のあるメニューです。(九州の喫茶店にはミルクセーキが欠かせません、シェイクより固めのタイプで人気の商品なんです。)

 

食事メニューもアップルパイやソーセージパイなど5種類のパイを中心に、宮内庁御用達のデニッシュ高級食パンであるMIYABIをつかったサンドなどあり、男子も女子のハードもおなかも満たしてくれるお店です。

 

現在は、山鹿店のほかにも植木や熊本市内などにもグループ店舗もあります。各店舗のもつ特徴や雰囲気もさまざまですので、タオ珈琲巡りも楽しむことができます。
そこでいただくコーヒーの味は変わらず安定のおいしさです。

【住所】熊本県山鹿市山鹿1465
【電話】0968-44-8558
【定休日】なし
【営業時間】10:00~23:00
金・土は25:00まで。日曜日は21:00までです。

コメント