ADDICTIC TO ロングブラック&缶コーヒー

私がコーヒーを飲み始めたのは、大学時代にアメリカへ留学したのがきっかけ。
特に飲み物に関しての好みはなく、しいて言えば、「夏はやっぱり麦茶!」くらいだっただろうか。

 

初めての留学で最初にお世話になったホームステイのホストマザーにも、「私はコーヒー飲まない。」と言って紅茶を買ってもらったのを覚えてる。
その時も特に紅茶を好んではなかったけれど、アメリカではコーヒーじゃなければ、緑茶ではなく、やっぱり紅茶みたい。
アメリカの緑茶は甘いしね。どちらにせよアメリカのGREEN TEAはあんまり日本人(私)向けではない。

そんな私がコーヒーを飲み始めたのは、学校へ行っても、コンビニに行っても、ショッピングモールへ行っても、映画館へ行っても
いつも漂ってくるコーヒーの香りの良さに気づいたのと、
学校へ行く時に毎日乗り換えなければならなかった大きなバスターミナルの隅にあるカフェで働く笑顔が素敵すぎるアレックスに気づいたから。

こんな日本人小娘なんて相手にしないだろうなぁ~。
でも目の保養に毎日通う。
いない日もあるけど、めげずに通った。
いろいろカフェ・ラッテ頼んでみたり、カフェモカ頼んでみたり、カプチーノ頼んでみたり…

不思議なもので、向こうも私の存在に気づいてからは、いろいろ話かけてきてくれるようになった。
「どこから来てるの?」
「今日の授業はどうだった?」
「hilarious!ってもう一回言ってみて!違う違う!(笑)もう一回、はい、練習!」
「明日は何時にクラス終わるの~?」
毎日少しの時間でもコミュニケーションとっているうちに、
はい、来ました!
デートのお誘い!
でもデートと言っても、彼が仕事あがる時間が近いから、ちょっと待って一緒に映画でも見に行く?
って程度。
でもすごくうれしくて、「もちろん行きます!」
最初は目の保養にと思ってただけだけど、なんだか胸がキュンキュンして
まだどんな人かもわかんないのに、彼の笑顔に惹かれていった。

 

映画館で、日本人なら一度は驚くサイズのキャラメルポップコーンに
巨大なコーラときそうだったけど、彼の飲み物はLARGE COFFE, NO MILK, NO SUGAR,
私はSMALLという名の大きなスプライト。

隣に座ってるだけで。
そして彼の頼んだコーヒーの香り、何の映画を見たのか覚えてないのに
あの胸キュンの緊張感とコーヒーの香りだけは強烈に覚えてる。
コーヒー最高!

そのまま、たまにデートに誘われて一緒に遊びに行くを繰り返して、私たちって、付き合ってるのかしら?
自分からはなんだか誘えないし、誘われればしっぽふってついていく。
基本的に彼は仕事で私は学校で、休みが一緒ではないし、彼も気分やだったから。

 

いつもデートの時に彼がオーダーするのは LARGE COFFE, NO MILK, NO SUGAR。
私もいつしか、JUST BLACK COFFE。
もう十分甘いから。苦いブラックコーヒーくらいがちょうど良かった。
普通のカップルみたいにペラペラしゃべれてたわけじゃないけど、
一緒にいるときは彼は英語でいろんなことを教えてくれた。
それを聞くのも好きだったし、楽しかったし。
コーヒーを味わって、よさに気づく前にもうADDICTIC TO JUST COFFE WITH NO MILE & NO SUGAR.

 

留学期間も終わって、帰国の日も近づいてきた時、
もうこれで最後だねの日、初めてホストマザーに友達の家に泊まってくるって言った。
アパートみたいなホテルで、ピザ買って、テレビで映画みながら。
夜中に、ホテルに備え付けのインスタントコーヒー作ったけど、香りが違うんだよね。
最初だけちょっとあるけど、全然私の求めるコーヒーじゃなかった。
とても悲しくて、残念。
なんだか冷め切ったコーヒーを飲まされて不安になる感じ。

私の大好きなコーヒーは日本に帰ったらどうなっちゃうんだろう…

帰国後は、やっぱり私の大好きなコーヒーとつながることも、新たに見つけることも難しかった。
ただ、春休みを利用して、小さな喫茶店主催のコーヒーのおいしい入れ方講座を受講した。

コーヒー豆の選び方。
ミルの使い方。
お湯の注ぎ方。

懐かしい香り。香りと共にふわっと蘇える。コーヒーへの?アレックスへの?愛しい気持ち。

夏になって麦茶なんて言ってられない。
夏でもコーヒー!ブラックで!
缶コーヒー?無理無理。香りがないし、やっぱり豆から入れなきゃ。冷めたコーヒーは好きじゃないから。
もうここまできたら習慣だ。

そんな甘酸っぱいコーヒーの思い出ももう思い出の1ページにちゃんと収まった頃、
缶コーヒー男と出会った。
ヘビースモーカーでコンビニか自動販売機で缶コーヒーばっかり買ってる。
しかも、ミルクも砂糖も入って甘いやつ。

気が合いませんね~。私、ブラックコーヒーが好きなんですよ、しかも豆から入れるやつ。
そんな始まりだったのに、
これまた不思議なもので、コーヒーの趣味が違っても他の部分で惹かれあうこともあります。

 

当たり前か。

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