ふと見かけて「あ、いいなあ」と思う風景に「食事する人」というのがあります。
ただこれ、一概に「食べている人」なら何でもOKというわけではなく、
「人」と「食べ物/飲み物」、「シチュエーション」が見事に組み合わさって、
それが絵になる様な瞬間を「いいなあ」と思っているという、
大変勝手な鑑賞なのですが。
そんな中で「飲み物」として臨機応変の「キャラクタ—」なのがコーヒーです。
誰がどんな風に飲んで食べていても何となく絵になる様に仕上げてくる、
すごく腕のある役者さんの様なイメージです。
例えば、女子高生が紙パックのカフェオレを飲んでいたとします。
一緒に食べるのは購買で買ったサンドイッチ、校内の自動販売機で買ったヨーグルト。
それらが教室の机の上に並ぶ姿を想像すると何とも絵になる取り合わせに「いいなあ」と1人で想像に遊び始めてしまいます。
在宅勤務のフリーランスの人には、毎日ルーティーンになっている変わらぬ朝食にブラックコーヒーを合わせて欲しいです。
木の机の上に白い皿、上にベーコン、目玉焼き、たまにスクランブルエッグ。
添える様にプチトマト。たまにアスパラ。そしてコーヒーカップも白いもの、中にはブラック。
最近定着したフォトジェニックをほしいままにする風景ですね。
新聞読みながら一息ついて、コーヒーを一口飲んでから心を決めて、
目玉焼きの黄身にフォークを入れて頂きたい。
喫茶店で読書をしながら時間を過ごすご年配には
甘いもの、スコーンやパンを傍らにコーヒーを飲んで頂きたい。
個人経営の喫茶店なら軽食メニューもあるけれど、
本を読む事を優先に、まるでケードゲームを優先したいが故に片手で食べれるサンドウィッチを講演した伯爵の様に。
コーヒーをなれた手つきでかき混ぜて、そこに綺麗にコーヒーフレッシュで
渦を描いて頂けたら、もう映画じゃないかとさえ思えてきます。
想像では「あの組み合わせ」「この組み合わせ」と思いながらあれやこれやと身勝手な楽しみにいそしんでしまいますが、個人的には自分がコーヒーを飲む時には甘いものが多く登場します。
胃が弱くなりがちなので、牛乳を多めに入れたカフェオレが一番多いです。
砂糖を入れたカフェオレならばカリカリさくさくした食感のものをあわせます。
小麦の香ばしい香りが好きなので、パンやクラッカーなど。
小麦系のものは口の中がパサつきがちになるので飲み物は必須なのもあり、
この組み合わせが多いです。
食事なら甘くないものを合わせますが、おやつなら甘さ極まる輸入菓子もオススメです。
小学生くらいまでは朝出てくるバターロールを甘いカフェオレに浸して食べるのが好きでした。
食事なら甘くないものを合わせますが、おやつなら甘さ極まる輸入菓子もオススメです。
小麦の香ばしさとコーヒーの香ばしさ、一度に2つを味わうのはなかなか贅沢な事かもしれません。
甘くないカフェオレならば喫茶店メニューの様なものを合わせるのが好きです。
パスタやサンドイッチ。
パスタはクリーム系が好きですが、カフェオレがお供ならナポリタンを推したいです。
ザ・喫茶店メニューで鉄板といってしまえばその通りなのですが、作るのも材料を揃えるのも簡単という利点もあります。
ケチャップの甘さに、しっかりゆでたパスタ、ベーコン多めだとちょっとリッチな気分になれます。
手間や材料を惜しまないならグラタンも最高です。
チーズとホワイトソース、マカロニに鶏肉。
甘くないカフェオレなら食事メニューも選択肢の幅が広がります。
ご飯ものは難しい気もしますが、ドリアとオムライスは別枠です。
私の場合はカフェオレですが、どんなコーヒーを飲むかで色々相性が変わってくるのが想像の楽しい部分です。
何だか気分のいい日には、自分のお気に入りメニューを振り返りながら、
「あの人が飲むコーヒーはブラック?ラテ?家カフェ?缶コーヒー?喫茶店?」
「一緒に合わせる食べ物は?好みは?流行は?どんなものが好きなイメージ?」
こんな感じで「コーヒーを飲みながら食べる人」という風景を思い浮かべてみてはいかがでしょう?
また最後に私のおすすめのコーヒーの紹介もしておきます。
コーヒーマニアの僕が【珈琲きゃろっと】を溺愛する理由5つとは?
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