コーヒーの名店「豆NAKANO」を発見

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千葉市には古くからの友人がいるので、偶に訪れる事もあります。

 

都心に近い事もありますが、千葉市そのものが都会なので、私が住む田舎と比較するとその存在感に圧倒される事もあります。

 

この圧倒されるって、コーヒーを飲んでも時々感じる事ってありませんか?
私にとっては、それが千葉市にある「豆NAKANO」でした。

友人が安いのに美味しいコーヒーが飲めるよ、と案内してくれたのが「豆NAKANO」です。

 

外観はシックで、どちらかと言えば若者や女性客をターゲットにしている感があります。所謂、おっさんである中年の私が少し苦手とするタイプです。

 

後、10年や20年若ければこんなオシャレな店が大好きなのですが、少々シック過ぎるので、友人には悪いですがコーヒーに煩い私では、納得しない味だと決めていたのです。しかし、一口を啜ると美味しいのです。友人との会話が止まるほど、自分が求めていた味でビックリしました。

 

初めて来店した場合、どれがおススメなのか分からないので、最もベターなものを注文しますよね。案の定、こちらの定番であるドリップコーヒー(300円)を注文しました。これがしつこくなく、さっぱりした後味なのにクセになる感じです。コーヒーであるのに、コーヒーを飲んでいる気がしないというと語弊がありますが、とにかく初めて飲んだ感覚なのです。

 

否、多分このような味をどこかで飲んだことがあると思います。しかし、それをさらに追及した味になったのでしょう。要は母親が作るカレーや白米が一番おいしいと思っていますよね。この感覚に近いと説明すれば、分かって貰えるでしょう。

店内はとても狭く、正直これが500円や600円ならお客さんが来ないので、と飲む前は心配していました。しかし、私の自称コーヒー通などは所詮アマチュアの浅はかさだと、こちらの一杯を飲んで思い知らされました。オーナー(店長)さん?は、狭くても十分勝機があると分かって営業しているのでしょう。これが、プロと私のようなコーヒーバカの違いなのです。

気が付けば、最初は私たち二人だけだったのに、あっという間に10人程度のお客でぎゅうぎゅう状態となりました。お客が多いと、普通は入店しないですよね。しかし、不思議とお客がお客を呼ぶのです。確かに、この絶品コーヒーが300円で飲めるなら、並んでも飲みたいものです。

コーヒーを飲みながら、頭の中で景色がバーンと広がった気がしました。それまでは、渋い喫茶店で、老人のようなオーナーが頑固に、何十年も営業しているようなお店で飲むコーヒーこそ至高だと思っていました。そこに時間を止めてくれるような、雰囲気よりジャズやクラシックロックなどがかかっていれば、さらに引き立てると。
これも王道の喫茶店や美味しいコーヒーとしてありですが、豆NAKANOはまた違ったコーヒーを教えてくれました。何度も言いますが、店内は狭く、隣客がコーヒーを飲むタイミングも伝わります。でも、不思議と心地よいです。甘いお菓子やケーキ、それに食事などもまったく必要がありません。

 

このコーヒーは、一杯で世界が成立しています。これって、今の有名な喫茶店やコーヒーが美味しい人気店とは、真逆な気がします。
狭い店内で、コーヒーを飲むだけで、世界がとても広がります。こんな矛盾を現実化させてくれる名店が「豆NAKANO」なのです。

 

そういえば、今まで体感した事がないほど、コーヒーの匂いを感じさせてくれたと、店を出て気が付きました。こんな店って、過去にはありません。

友人と別れて、家に帰る途中、スマホから情報収集すると、こちらの店を絶賛する声が多く納得しました。確かに、ここのコーヒーを飲むと、コーヒーが好きで良かったと思いますよね。そうです、コーヒーを一杯飲むだけなら、そんなにスペースは必要がないのです。千葉市の名店「豆NAKANO」に出会えて、感謝したくなりました。

 

店舗名:豆なかの (豆NAKANO)
住所:千葉県千葉市中央区弁天1-1-2 be-place JR側 1F
電話番号:090-3546-2875
HP:https://www.mamenakano.com/

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