住宅街の穴場カフェ『45cafe』【さいたま市】

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カフェといえば、紹介されるのは東京、それも銀座や表参道、渋谷、二子玉川などの絵にかいたようなオシャレなところばかり。

 

けれどそういうお店は都会のど真ん中にあって行くだけで疲れてしまうし、たいていラップトップを開いた人や勉強する学生がいて満席で混んでいるので、全然ゆっくりできません。ですが、カフェがあるのはもちろん東京だけではありません。都内以外にも、個性的で素敵なカフェがたくさんあります。

 

埼玉県さいたま市北区にある『45cafe(フォーファイブカフェ)』は、大宮駅から出ている埼玉新都市交通(いわゆるニューシャトル)の加茂宮駅から歩いてすぐのところにある、清澄白河にあるブルーボトルコーヒーのような、いわゆるサードウェーブコーヒーテイストのイマドキのオシャレなカフェです。静かな住宅街のなかにあるカフェで、『45cafe』と書かれた看板が目印、外観はどことなく北欧テイストです。

 

天井の高い店内はシンプルで落ち着いた雰囲気で、天井近くにある窓からは光が差して自然な明るさになっています。板張りの壁や角材が張り巡らせた天井部分、打ちっぱなしのコンクリート床は、ここがまるで日本ではないかのような気持ちに錯覚させられます。

 

こじんまりとしたお店かと思いきや、席数は十分あり、近所に住む人たちが散歩ついでに寄ってのんびりと時間を過ごしています。店内で特に目を引くのは本格的な薪ストーブで、冬の寒い時期にはとても暖かそうです。さらにテラス席もあるので、過ごしやすい時期なら外でまったりコーヒーを飲むのもいいかもしれませんし、この席はペットOKなので、ワンちゃんが一緒でも大丈夫です。全体的に、マスターのこだわりが随所に感じられるお店です。ところで、45という数字は、マスターの名前に由来するとともに、四季と五感を表しているそうです。

 

肝心のコーヒーは、カフェのロゴの入った可愛らしいマグカップに入って用意されます。豆は、清澄白河にある「オールプレス・エスプレッソ」のものを使っているようで、コクがあって文句なくおいしいです。定番のカフェラテなどだけでなく、ダージリンティーやアップルティー、オレンジジュースなどもあるので、コーヒーが苦手な恋人や小さな子供がいっしょでも問題ありません。夏には限定の水出しアイスコーヒーもあるので、暑い日にはぜひ飲みたいところです。

 

また、カウンターではコーヒー豆も販売しているので、コーヒーが気に入ったら家飲みように買って帰るといいでしょう。
そして『45cafe』の特徴のひとつが、フードメニューに力を入れているところです。マフィンにシフォンケーキ、サンドイッチ、キッシュなど、軽食程度のものからがっつりランチに食べてもぴったりのメニューがたくさんあります。どれを選べばいいか悩んでしまうくらいなので、コーヒーを注文するだけではもったいないですね。個人的には、ほうれん草とチキンのキッシュプレートがおすすめです。

『45cafe』は、都内の混雑したコーヒーチェーンのような混雑や喧騒がないので、とてもリラックスした時間を過ごすことができるのが最高で、いつまでも居たくなるお店です。お店の近くにはステラタウンというショッピング施設もあるので、そこと合わせて訪れるのもいいかもしれません。県外から訪れるにはすこし遠いかもしれませんが、さいたま市付近に住む人にはぜひおすすめしたいお店です。ノートパソコンではなく、お気に入りの文庫本でも持って気楽な気持ちで訪れてほしいカフェです。

【店舗情報】
名前:45cafe(フォーファイブカフェ)
営業時間:月~土10:00‐19:00/日・祝10:00‐18:00
住所:埼玉県さいたま市北区宮原町1-262-1
TEL:048-783-4145
URL:https://www.instagram.com/45cafe/(インスタグラム)

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