大阪市深江橋 コーヒーハウス ジャック・アンド・ベティ

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大阪市の東の端、もうすぐ東大阪市に入ろうかという場所、東成区の深江橋駅前にある喫茶店、「コーハーハウス ジャック・アンド・ベティ」。
まず目を引くのは、その外観のユニークさでしょう。
建物の外観は、どこか昭和後期(1980年代ころ?)を思わせるような佇まい。全体的に緑色を基調としているデザインで、ジャックと豆の木のつたの色のイメージなのかな?と勝手に思っています。喫茶店に入りたいと思う時というのは、ちょっと疲れたから休憩をしたいな、と思った時や、リラックスして作業をしたりしたいな、と思う時が多いので、落ち着きを与えてくれる緑色は、ついつい入りたくなる魅力を備えています。

 

そして特に目を引くのは、緑色の屋根の看板。この上に、悪者に襲われて助けを求めている?ヒロインのベティと、それを必死で守ろうとする?ジャックの人形が飾ってあり、インパクトの強い外観になっています。
ジャックアンドベティというのは、日本語でいうところの「太郎と花子」のようなもので、アメリカでよくある一般的な男女の名前の組み合わせだそうで、特にこの人形が特定の人物を表しているわけではないのだそうです。
中に入ってみると、シンプルな白いテーブルに灰皿。特にデザインなどに凝った設備ではないため、オシャレで奇抜な内装の喫茶店が増えてきた現代においては、むしろ逆に新鮮な雰囲気を味わえるかもしれません。
ここでは、ブレンドコーヒーが350円で楽しむことができます。
一般的なチェーン店のブレンドコーヒーよりも香りが強く、味わいが濃厚な印象を受けました。ブラックで飲むのが好きな方にはとてもたまらないと思います。
店内は、テレビの音が流れ、とても静かな雰囲気です。
すぐ横に高速道路が高架にある大きな道路があるのですが、昼間でもそれほど騒音などは気になりません。
ゆっくり本を読んだりして過ごすにしてもとても良い環境です。
このジャックアンドベティは、コーヒーだけではなく、料理にもかなり力を入れて、こだわっています。
まずモーニングだけでも4種類あり、いちばんのポイントは、ブランチと呼ばれる、朝にしてはちょっと多めのモーニングメニューがあること。
ブランチという名前にふさわしく、休日などに遅く起きた朝に、モーニングとランチを兼用するようなイメージで食べられるように作られたメニューなのでしょう。
その中身は、スクランブルエッグにロースハム、サラダとフルーツが添えてあり大きなトーストが乗って、コーヒーなどの飲み物がついて500円。
結構なボリュームで、まさにその名の通りブランチの時間にとってもぴったりな内容になっています。
また、ランチのメニューもとても魅力的なものばかり。
私が食べていちばん美味しかったのは、焼肉ピラフというメニュー。
しっかり甘辛な味付けのついた焼肉に、あつあつホカホカのピラフの組み合わせは相性抜群。
ランチをしっかり食べて、食後のコーヒーで1時間くらい、まったりと過ごすのが私の休日の贅沢な時間の使い方になっています。
夜7時半の閉店なので、ちょっと早い時間に夕飯を済ませたいときにも活用することができます。その場合はあまら食後のコーヒーでゆっくりできないことが多いのですが。
全体的に感じる特徴は、いまのおしゃれなコーヒーハウスにはないような、なんともいえない懐かしさです。
私は80年代半ばに生まれたので、その頃の時代の記憶はほとんどありませんが、店の中にいるだけで、どことなく80年代の空気を感じとることができ、ノスタルジーな気分に浸ることができます。
店舗名:コーヒーハウス
ジャック・アンド・ベティ
所在地:大阪府大阪市東成区深江北1-3-5
電話番号: 06-6971-1700
食べログのURL: https://s.tabelog.com/osaka/A2701/A270306/27028912/

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