恋愛

コーヒーと恋愛

初恋がブラックコーヒーへと変わるまで

「いらっしゃいませ」 あっ、来た。常連のお客様にいつの間にか胸がときめくようになる。 ここはコーヒー専門店。私はバイトするウェイトレス。 「オリジナルブレンド」 「かしこまりました」 笑顔で答える私。彼もにこやかにほほ笑んでいる。
コーヒーと恋愛

或る日のコーヒーの味

コーヒーに凝った時期があった。もっとも若い頃のほんの少しの期間だけだったが。 カップだけはマグだったが、手挽きのコーヒーミル、布のネル、それと豆の保存用の密閉蓋の瓶を揃えた。 挽き豆は買わず自宅の手引きのミルで飲む時に必要なだけ豆を挽き...
コーヒーと恋愛

カップの記憶

「何にしようかな。」 「昨日飲み過ぎちゃってさ、だから濃いしっかりしたのがいいなぁ。」 仲の良さそうな若いカップルが笑顔で店に入ってきた。 「ねぇ、カウンターにしようよ」という彼の言葉に従って二人が私の目の前に座る。 「お願...
コーヒーと恋愛

Good Luck Coffee

5年ほど前に私がオーストラリアに住んでいた時の話 当時私は、今では日本でも一般化してきた「シェアハウス」という平屋の一軒家に様々な国籍の人と4人で暮らしていた。 「シェアハウス」はその名の通り、一軒家やアパート、何部屋かあるマン...
コーヒーと恋愛

ほんのり香るコーヒーと窓辺にすわる私とネコ

窓辺の隙間から朝のかぜが吹き込んでいる。
コーヒーと恋愛

苦い珈琲

私は珈琲を飲むのも、珈琲を淹れることもとても好きだ。
コーヒーと恋愛

大人の嗜み

中年の峠がおぼろげに見えてきた頃、急に己の無趣味がひどく恥ずかしいことのように思えてきた。
コーヒーと恋愛

一生コーヒー

喫茶店でケーキとコーヒーを頼んで先に席に座り、コーヒーを飲みながら私は妄想をする。 私はこんな人生を送れるのだろうか。
コーヒーと恋愛

シュガーボイス

コーヒーと聞くと決まって思い出す日々、人がいる。大学生時代に学習塾でアルバイトしていた頃のこと。
コーヒーと恋愛

喫煙所とアイスコーヒー

あれは確か5年ほど前になると思います。