コーヒーの香りを楽しむ朝の幸せ

コーヒー好きにとって香ばしい焙煎の香りくらい幸せを感じる瞬間は少ないかもしれません。その香ばしい最高の空気が漂う時は至福の時間となて私たちのもとに訪れます。
香り高く豆を焙煎しているときに辺り一面に漂う香は周囲の人を巻き込んで幸せな時間を届けてくれるのです。コーヒーショップの前を通り過ぎるたびに、そこに漂う香ばしい最高の香を吸いこんでは「ああ、今日も幸せだ。」という感覚が体に沸き起こってきます。
私の通勤する駅の横には小さなコーヒーショップがあって、本当に小さいお店で入りにくいのですがいつも良い香りを周囲に届けてくれているのです。知りあいの人くらいしか入らないようなつくりのお店ですし、メニューも出ていません。

毎朝目覚めの時間にパンが焼きあがるように前日からセットして眠るようにしています。
朝が苦手で起きるのが辛いのですが、朝方になって焼きたてパンの香が家の中に漂う幸せはちょっと良い生活をしているような気分に陥ります。
朝起きが苦手ですが、朝のパンの香は幸せの香なのです。
そこで、朝方にコーヒーの香り高いあの素晴らしい香りが家の中を漂うところを考えてみました。それは、パンの香に負けず、それ以上にまろやかな至福の時間になるに違いない、とまだしない香を想像しながら一人で確信を持ちました。

一緒に暮らす彼氏に「目覚める前にコーヒーを焙煎するときみたいないい匂いがしたら素敵じゃない?」と夜ベッドに入る前に行ってみました。
「そうだね。君も僕もコーヒー好きだからね。」彼氏は優しく行ってくれます。
「私が起きる前に、豆をひいて最高の香が部屋に漂っていたら素敵だと思うのよ。」ともう一度言いますと、彼氏はちょっと考えて、
「僕も朝は苦手なんだ。君の起きる前に豆を挽いてあげたいとは思うんだけれど、それは今度にしよう。」と言って電気を消しました。

その月の私の誕生日、彼氏はタイマー付きのコーヒーメーカーをもってかえってきました。
かなり値段の張る商品です。
朝の時間をセットしておきますと、このマシーンで良い香りが漂い始めるというのです。

 

その夜は彼氏がコーヒーのセットを、私がいつも通りパンのセットをしてベッドに入りました。
「明日の朝楽しみだね。」お互いに笑いあって眠るベッドは最高に暖かで幸せです。
そして、朝、目覚める時間の前に香ばしい焙煎の香が部屋中に漂い始めました。
生活がまたワンランクアップして幸せが加わったように思います。

 

香は目に見えない、お腹がいっぱいになるわけでもないプラスアルファの幸せです。
毎日の生活にプラスアルファの幸せがある事は大切なステータスの一つです。
きっと忙しい日々を過ごすうちに忘れてしまうこともあるでしょう。
でも、また思いついたときにプラスの幸せをONする事ができるのです。
日常の贅沢、それは大好きなパートナーと幸せに暮らしているという毎日と、目覚める前のコーヒーの香り、焼きたてのパン、これは生きていて幸せだな、と思える私の宝物なのかもしれません。

 

目覚まし時計はやっぱり手放せない存在ですが、朝には目覚ましという辛さだけでなく素晴らしい焼きたてパンが待っているという幸せは私の自慢です。
しかし、ある時いつもの女子グループでカフェでお茶をしているときに、ほとんど全員が焼きたてパンマシーンを持っていることが発覚しました。
みんなの日常に幸せの香が漂っているという事実に驚いたとともに、私の周りはやっぱり幸せに包まれているという事実にちょっと満足したように思います。

 

今はどんな豆が素敵なのかという事を色々楽しんで選んでいます。
パートナーと私の好みは酸味が少なくて香ばしいタイプの味わいです。
好みが似ているということにも何となく幸せを感じる日々をおくっています。

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