素敵なコーヒーノート

さしあたってノートをつけ始めるために必要なものは、どこにでもある小さなノート、或いはメモ帳と、筆記具です。

 

それから、多少のお金と、時間です。つまり、特別なものは何もいりませんが、強いて言えば持続させる根気や、探求心もなければならないと言ったところでしょうか。

ノートをつけることを決意したら、そこが自宅であるなら、買ってきて間もないコーヒー豆があれば最高です。何故ならコーヒー豆の袋がまだラベルシールや、印刷を確認できる状態であって欲しいからです。たかが袋、されど袋。そこに、コーヒー豆の産地や、ブレンドの種類、味の特徴などの様々な情報を親切に記しているお店もありますよね。

次に、袋を確保できたなら、いつも通りコーヒーをいれることを楽しんでください。そしていつもより少し感覚を働かせて、抽出されたコーヒーの香りや味わいを楽しみましょう。いつもより余分にそのコーヒーの持つ特徴を感じた分、その手がつい自然と、このコーヒーに合いそうだなという食べ物を、どこかから出したりしましたか?

例えばそれは薄いタブレット状のチョコレート、ナッツとタフィーたっぷりのクッキー、ハムチーズサンドイッチ、自家製カレーだってあり得るのではないでしょうか。いや、最後のは逆か。カレーの食後にコーヒー欲しくなるという方が順当ですね。

ちょっとばかり話が本筋を離れましたが、大事なのは、そういった具体的な食べ物を連想するにまで至らせたのは、実は、そのコーヒーが出す持ち味だということです。コーヒーを飲みながら、味覚や嗅覚で感じた特徴をひとつひとつ自分の言葉で書き留めてみてください。合いそうだなと思った食べ物をついでに記すのも、見返したとき面白いのでやってみてください。

実際に私自身がノートをつけていた時は、コーヒーに口をつける前に鼻をくすぐった香り。一口目に広がった風味。舌に感じる味。飲みこんでからの後味。時間経過による味の変化。こんなことをメモ書きしたり、合う食べ物以外にも、一日の時間帯のどこで飲みたいかなんていう感想を書いたりもしていました。

ラベルや袋に書かれている貴重な情報を残すことも忘れないでくださいね。豆を買う時に、詳しい店員さんから聞き出した情報をノートに書き込んでもいいですよね。ラベルシールそのものも、コレクションしても楽しいものだと思います。イラストになっていたら、そのコーヒーのイメージで描かれたものなのに、ノートに貼らず捨ててしまうとしたら、勿体無くないですか?

さて、ここまで振り返ってみて、1種類のコーヒーのページを書き上げるだけでも意外と大変な作業だということが伝わったでしょうか。ですが、せっかくここまで読んだ上で、少しでも良いからやってみたいなと思う人は、手始めに自分が普段から飲んでいるコーヒーの数種類だけでも、ノートを書いてみてください。そうすることで自分のコーヒーの好みの傾向が分かったり、次に飲んでみたい豆というのが出てきたりと新たな発見もきっとあります。

あまり知らない国が産地だったらその国のことを調べてみたり、アラビカ種とロブスタ種という言葉が出てきたらそれが何を意味するのか勉強してみたり、色々な方向に広げてみましょう。次々と産地を変えながらコーヒーを飲んでノートをつけていくうちに、飲んだコーヒーの産地で世界一周していた、なんてことになったら、他人にも自慢できてちょっと格好いいと思いませんか?

そんな風に思うのは、コーヒー好きの人(の中でも一部かも?)に限るのかも知れませんが、こんな風に知識を深めながら、コーヒーの世界を楽しむのも、私が知る「コーヒーを楽しむ」ひとつの手段として有効なのではないかなぁと思う次第です。

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