コーヒーと日々の暮らし

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コーヒーを普通に飲めるようになったのは、一体いくつのときからだったのか、今では思い出せません。

子どものときはもちろん飲めなかったのに、いつの間にか自分に取ってなくてはならない飲み物になっていました。ふだんは基本的に何も入れないブラックで飲みます。

熱いコーヒーをマグカップで一杯、朝シャキッとしたいときにはちょっと濃いめに入れて、大体はバゲットにバターとジャムかはちみつを少し付けたタルティーヌをかじりながら飲みます。

朝の家の中の仕事が一通り済んで、パソコンを開いてメールのチェックをしつつ、もう一杯次のコーヒーを飲むこともあります。すこし軽めな味のものだとさらにうれしいですね。

お昼ご飯を終えたころ、近所に住んでいる義母から「一緒にコーヒーにしない?」とお誘いのメールが良く来ます。

忙しくない日だったら、いっしょにテレビを見たり、彼女の好きな映画のDVDを鑑賞するのに付き合ったりしながら、デミタスカップくらいの小さなカップで2杯くらいいただきます。ブラックの板チョコレートか、イタリアのメーカーのビスケットやクッキーが義母のお気に入りで、ダイエットを気にしている割には、彼女の家でいつも新しいフレーバーのクッキーの箱やら袋やらを目にしてしまうのはわたしの気のせいでしょうか。

おしゃべりに少し付き合い、いとまを告げて自宅に帰宅します。

午後、子どもが帰宅する前に済ませておきたいアイロンがけや、夕飯の準備に手を付けて、ときにはまたコーヒーが飲みたくなっていることに気が付きます。

あまりにカフェインの取りすぎかな、と思うときにはデカフェイン(カフェインレス)のコーヒーか『シコレ』を飲みます。これはフランスでよく売っている、チコリからできたコーヒーの類似品、コーヒーもどき、とでも言えばいいのでしょうか、

インスタントの粉末か、濃縮した液状タイプで熱いミルクかお湯で溶かして飲みます。チコリからできているので、カフェインはありません。夕方のコーヒーで胃が痛くなったりしないので安心して飲めます。ちょっと癖のある味ですが、なれるとなかなか美味しいです。子どもが間違って飲んでしまっても大丈夫です。

夜にコーヒーを飲むことは最近全くなくなりましたが、若いころに夜中にコーヒーを友達や同僚と飲むの(特にお酒を飲んだ後に、シメとして飲むコーヒー)はどうしてあんなにおいしかったのだろう、と今でもよく思います。

少し酔いがまだ残っているけど、シラフに近くて妙に冴えてきたりして、まじめな話を珍しく語らせた特別なコーヒーの味、いつかまた味わいたいですね。

日々の生活に欠かせなくなったコーヒー、今日も美味しくいただきます。

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