※ 下記記事はあくまで個人の体験談によるものです。
私のコーヒー歴は43年
私の、コーヒー歴は43年が過ぎ筋金入りです。小学校6年生の時、コーヒーミルで豆を挽いてサイフォンで沸かして飲む淹れたてコーヒーは、どんな香と味がするんだろうと興味深々になり、お正月にお年玉で念願のコーヒーセットを購入。
生まれて初めて淹れたてのコーヒーを飲み、香りの良さに脳が喜び体じゅうがほっこりするような感じで気持ち良く、味は香りが口いっぱい広がって美味しいと言い、舌は苦くて飲めないと言う反応でした。
砂糖を入れて再度飲んで見ると、香ばしく苦味が減って美味しくて感動を覚えました。しかし、当時コーヒー豆は高価で小学生の私のお小遣いでいつも買えるものではなく、コーヒー豆が切れた時に大人への冒険は終了しました。
ある日の朝方、学校に行く前にご飯を食べていると、テレビから甘く切ない美しメロディーのロバータ・フラックのやさしく歌って( Killing Me Softly wiith His Song )の曲が流れてきてネスカフェを知り、これだと思い再びコーヒー熱が復活し購入しました。
味も風味も、コーヒー豆の淹れたてのコーヒーにはかなわないけれどまあまあ美味しい。朝起きたら毎日ネスカフェを飲むようになり、両親になんて「おませな子なんだ」小学生には早過ぎる、夜に眠れなくなるから飲むのを禁止と言われたのを「勉強する時間を増やすからお願い」と懇願してやっとコーヒーカップ半分だけならいいと許可されて中学二年生までネスカフェの日々を過ごしました。
中学校三年生になり受験だから徹夜しないといけないので、眠気覚ましにコーヒー豆がいると母親にせがんで常時買って貰えるようになり本格的に私のコーヒー人生が始まりました。高校生になり、ブルーマウンテン・サントス・グアテマラ・コロンビア・キリマンジャロや他のコーヒー豆に対しての興味は尽きず、さっそく喫茶店でのアルバイトに行き学校の勉強よりコーヒーの入れ方や豆の勉強ばかりに夢中でした。
コーヒー好きは子供の頃からで、長い間コーヒーを飲んで体に異常をきたしたことはないのですが、55歳を前に仕事をリタイアして時間を持て余してしまうようになり、毎日最低でもコーヒーを六杯以上飲むようになりました。コーヒー豆の成分作用で体にいい事・悪い事の知識は多く持っていましたが、コーヒーの多飲に関しての知識はなかったので、それにより体への悪影響があるのか心配になり調べてみました。
コーヒーの成分が体にもたらす良い影響
コーヒー豆の脂質は、フィルターを使ってコーヒー淹れる事によりほぼ取り除かれるので、コレステロールの心配はありません。コーヒー豆の成分には、ポリフェノールが含まれていてお茶・ココア・赤ワインと同じく抗酸化作用があり老化予防になります。
カフェインは血流促進の効果や、脂肪分解酵素のリパーゼを活性化する働きがあり、アドレナリンを分泌させて脂肪の燃焼を活性化させて体重の増加を抑制します。コーヒーをの香りを嗅ぐ事により、脳内の血流が良くなり脳が活性化し新陳代謝を促進させ脳の疲労回復に役立ちます。
また、コーヒーの香りとなるクロロゲン酸は、様々な内臓がんの成長の発育を抑制する効果があります。胃に軽い刺激を与えて胃液の分泌を促進して、消化不良の改善に繋がります。コーヒー豆の成分の中には、ガン・動脈硬化・アルツハイマー・糖尿病の発症率を下げる効果があります。
(抗酸化作用とは、身体が酸化する要因の活性酸素の発生のを防ぎ抑えて老化を食い止めることを言います。)
コーヒーで得られる体への良い影響のまとめ
1.コーヒーには、ポリフェノールが含まれていて抗酸化作用で老化予防になる
2.脂肪の燃焼を助けて体重の増加を抑制する
3.コーヒーをの香りは脳の疲労回復に役立ち、香りとなるクロロゲン酸は様々な内臓がんの成長の発育を抑制
4.コーヒーは、ガン・動脈硬化・アルツハイマー・糖尿病の発症率を下げる効果有り
5.消化不良の改善に効果がある
コーヒーの成分が体にもたらす悪い影響
コーヒーは、胃液分泌を促進するためにお腹の空いた状態で飲むと胃痛や消化性胃潰瘍を助長します。
コーヒーに含まれるタンニンは鉄イオンと結びつと難溶性の物質に変化するために鉄分の吸収を阻害し貧血を起こす原因の一つになります。カフェインの影響で神経が興奮状態になり不眠症や睡眠障害に繋がります。
カフェインは、利尿作用があるためにトイレが近くなります。また、交感神経に働きかけるので、過度に摂取し続けると心拍数や血圧の上昇がおき体が興奮状態になり自律神経がバランスを崩し、だるさや倦怠感となり気分の落ち込みが身体症状となって現れます。
授乳中の子供がいて母親がカフェインを摂取している場合、母乳から乳児もコーヒーの成分を摂取しますので、興奮作用が出て情緒不安定や夜泣きの原因になることがあります。
コーヒーの成分が体にもたらす悪い影響のまとめ
1.胃液分泌を促進するため胃痛や消化性胃潰瘍を助長
2.鉄分の吸収を阻害し貧血を起こす原因の一つになる
3.カフェインの影響で神経が興奮状態になり不眠症や睡眠障害に繋がり、過度の摂取でだるさや倦怠感が現れる
4.授乳中の母親がカフェインを摂取している場合、母乳から乳児が摂取し興奮作用が出て情緒不安定や夜泣きの原因になる
一日のコーヒーカフェインの摂取量の目安
カフェインの摂取量の1日あたり上限は約400mg前後となります。 コーヒー1杯(150 ml)ならばカフェインの含有量は約135 mg前後で、インスタントコーヒーなら約67mgの含有量となります。1日あたり3杯くらいの コーヒーが適量と言えますが、カナダ保健省の調査発表資料だと、コーヒーカップ1杯を140mlと目安として健康な成人でコーヒーカップ約5~6杯までが適量との見解もあります。
コーヒーの飲み過ぎでのカフェイン依存症
コーヒーを飲むと、眠気がとれてスッキリとしたような気持ちになります。人間の脳内にある物質のアデノシンとアデノシン受容体が合併することで私たちは、疲労感を感じるのですが、カフェインを摂取すると、それを血液の循環で脳内に運んでカフェインとアデノシン受容体とが結びつき、アデノシンが受容体と合併できなくなることにより疲労感がなくなります。
カフェインには依存性があり、コーヒー依存症に陥る可能性があります。ただし、薬物ほど深刻ではなくおおよそ48~72時間、体からカフェインを抜くことで依存性はなくなります。依存症にならないためには、たまにカフェイン断食をしてみるのも良いかと思います。カフェインの致死量は体の大きさにより個人差はありますが1日あたりの摂取量が約3000mg前後です。一日20~30杯くらいの大量のコーヒーを飲んでも死に至る事はありません。
カフェイン中毒の兆候
慢性のカフェイン中毒になると、しばしば手が震える・頭痛がする・原因が見当たらないのに不安になる・イライラ感がある・吐き気・動悸がするという症状が出てきます。
ちょっと一息コーヒーの美味しい淹れ方と、コーヒー豆の保存方法
美味しいコーヒーを淹れるドリップ方式
用意するもの
注ぎ口の細いポット・計量スプーン・ドリッパー・ペーパーフィルター・サーバー・カップ・コーヒー豆
1.コーヒーに注ぐ温度お湯は、85~90度位で沸騰する前に止めるのがベストです。
2.コーヒーの粉を用意したペーパーフィルタの中に入れます。
コーヒーの粉の目安
1人前15g(メジャースプーン1杯半) 2人前20g(メジャースプーン2杯)
3人前25g(メジャースプーン2杯半) 4人前30g(メジャースプーン3杯)
3.ポットからお湯をそっと、粉の中心にから外に向かって円を書くように(一人前約20㏄)細く注ぎます。そして、20秒くらい蒸らします。
(蒸らしている間にコーヒーカップにお湯を入れカップを温めておきます)
4.20秒くらい経って蒸らしが完了たら、粉の中心から外側へひらがな「の」の時を書くようなつもりで、「美味しいコーヒーが出来ますようにと思いながら心を込めて」お湯を細く注ぎます。外側まで行ったら、そこから反対に中心に向けて戻っていきます。お湯を細く注ぐのがコツです。
5.温めておいたをカップのお湯をきり、コーヒーを注ぎます。
これで、美味しいコーヒーが出来上がりました。
コーヒー豆の保存方法
コーヒーの豆は焙煎後4~5日目くらいが、味がしっかりとでるため1番の飲み頃といえます。一週間以内に使い切ってしまうなら、缶の入れもので遮光性があり密閉できる容器での常温保存が最適な方法となります。
コーヒー豆を買い過ぎた時や余った時の保存方法は、完全密閉のできる容器で空気を抜いて冷凍庫での保存が最適な方法となります。冷凍庫での保存は庫内に温度差がでるので小分けにして保存します。
コーヒー多飲の悩みと心配の解決まとめ
コーヒーの飲み過ぎと思っていても5~6杯くらいなら体への影響はありません。ただし、砂糖とクリームの摂り過ぎには注意が必要です。コーヒーの摂り過ぎで逆にいい効果がでるのがポリフェノールで、1日あたり1000~1500㎎摂るのが体に良いとされていますが、これはコーヒーだと約5杯で摂取することが出来ます。
ヨーロッパ圏の各国の保健省やカナダ保健省の調査発表資料にもあるよう、コーヒーカップ1杯を140mlと目安として健康な成人でコーヒーカップ約5~6杯までが適量との見解もあり体への害は見受けられません。カフェインの致死量は体の大きさにより個人差はありますが1日あたりの摂取量が約3000mg前後で、一日20~30杯くらいの大量のコーヒーを飲んでも死に至る事はありません。(20~30杯はちょっと摂り過ぎですが)コーヒーを毎日5~6杯飲んでいるなら、慢性的なコーヒー依存症の可能性がありますが、薬物ほど深刻ではなくおおよそ48~72時間、体からカフェインを抜くことで依存性の害はなくなります。
コーヒーは、ガン・動脈硬化・アルツハイマー・糖尿病の発症率を下げる効果や脂肪の燃焼を助けて体重の増加を抑制したり消化不良の改善をしますので健康に優れた飲み物です。
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