映画に欠かすことのできない出演者でもあるコーヒー。
いろんな作品の中でいい香りを放っています。
コーヒーが人と人をつなぐものとして登場することも多いですよね。
鋭くて心温まる映画「メルシィ!人生」では、コーヒーが気遣いと会話のちょっとした小道具として登場します。
アメリカに実在した競走馬シービスケットと、その馬を取り巻く3人の男たちを描いた「シービスケット」では、親子で飲むコーヒーが印象的でした。
日本でも大人気だった映画「ユーガット・メール」や「プラダを着た悪魔」に登場したスタバのコーヒーがなんだかおしゃれでした!
ちょっと他にないような変わったコーヒーシーンも。
ジャック・ニコルソン主演の「恋愛小説家」という映画のワンシーンに出てくるのですが、人間嫌いの毒舌家の主人公が、行きつけのカフェのウエイトレスを呼び止めるために、なんとコーヒーでうがいしてみせるのは衝撃的でした。
飲んだり淹れるシーンで登場することが多いコーヒーですが、うがいで出てくるのはこの映画だけかもしれません。
「グリーンカード」という映画では、フランス人がニューヨークの女性に本物のコーヒーを教えてやると言って、マキネッタでコーヒーを淹れてみせる場面がとても印象的でした。
このマキネッタというのは、イタリアの家庭で愛用されているコーヒー器具のひとつで、直火にかけてエスプレッソを抽出します。
コクと苦味が特徴のエスプレッソを簡単に作れる器具なんですよ。
蒸気の圧力を使って一気に抽出するので、ふつうのドリップコーヒーよりもエスプレッソで抽出したコーヒーのほうがカフェインは少ないようです。
エスプレッソと言えば、カフェにあるような大きなマシーンをイメージしますが、家庭用にも淹れられる器具があります。
見た目もちょっとスタイリッシュでカッコイイです。
マシーンと同じく、深煎りで極細挽きの粉を用意したら、マキネッタを上下2つに取り外します。
上のホルダーにはコーヒーの粉を入れて、下のポットには分量分の水を入れます。
2つのポットをセットしてコンロで強火にかけると、シューッ!!という蒸気音がしてエスプレッソが上のポット部分にのぼってきます。
そしたら火を止めて、すばやくカップに注いで飲みましょう。
濃厚なのに後味スッキリとしたエスプレッソが味わえます!
素敵なヨーロッパのカフェが登場する「アメリ」にもカッコイイエスプレッソマシーンが出てきます。
ヨーロッパでは、日常のなかにカフェが溶け込んでいるので、自然とコーヒーを飲む姿もどこか洗練されていて素敵ですよね!
「A Film About Coffee」は、スペシャルティコーヒーのドキュメンタリー映画としておすすめです。
栽培から収穫、焙煎を経てカップに注がれるまでの、すべての工程で徹底した品質管理を行うことが条件というスペシャルティコーヒーの秘密を知ることができますよ。
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