カフェでバイト

以前カフェでバイトしていたころがあります。

最初はオーダーを取る仕事ばかりしていたのですが、ある日バイト先の先輩がやめてしまって、作る人が一人減りました。そこでオーナーから「キッチンの仕事もやってみる?」って聞かれました。

正直オーダーや掃除ばかりで退屈していてやめようかと思っていたのでちょうどいいと思いました。そうして私のキッチンでの仕事が始まりました。コーヒーなんて豆を機械に通してあとはエソプレッソメーカに突っ込めばいいものだと思いました。

また、ドリップコーヒーも適当に作っているものだと思っていました。しかし、実際は全然違いました。まず豆の名前を覚えるところから始めなければなりませんでした。こんなに種類があることを知りませんでした。ワイン並みに種類が多いので正直覚えるのはとても面倒でした。カッピングしても最初のうちは全く分かりませんでした。

やっぱこのバイトやめようと思いました。しかし、キッチンで働くバイトの子がかわいかったのでとどまることにしました。2カ月ほどすると怒られることばかりでしたが、次第に慣れてきました。最初のうちはお湯の温度がめちゃくちゃで怒られた覚えがあります。

結構腹が立ったこともあります。3カ月もすればオーダーを聞くと何をすればいいのかが大体わかるようになりました。そしてコーヒーの味もちょっとずつですが分かるようになりました。

いままでコーヒーはカフェラテにして飲むことがほとんどであったためブラックなど考えられませんでした。最初のうちはこんなに苦くてまずいもの飲んでいるのかと驚きました。

でもブラックで飲むと豆の種類で味が変わりコーヒーって奥が深い飲み物なのだなと思い始めました。中には猫のフンから抽出するコーヒー豆があるなんて聞いて驚きました。猫のお腹の中で熟成されておいしくなるみたいです。

さすがにそのコーヒーは取り扱っていないので飲むことはありませんでしたが、いつかは飲んでみたいと思いました。半年ほどすると大体のメニューなら完ぺきに作れるようになりました。そして何よりもキッチンで働くかわいいとバイトの子と仲良くなれました。

業務連絡以外でもラインをすることも増えバイトに行くのが楽しくなりました。気が付いたらその子と付き合うようになりました。最初はやめようかと思っていたバイトですが、今ではコーヒー通になれた上に素敵な彼女と付き合うこともできて辞めなくてよかったです。

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