港を感じる フルセイルコーヒー一番町店

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今回おすすめするのは
宮城県仙台市の「フルセイルコーヒー 一番町店」です。

このカフェをお勧めする理由は何といってもコーヒーがおいしいこと!
加えて、店員さんの接客がとても素敵で心地よく、値段がお手軽であることも魅力の一つです。
そして、極め付きは「コーヒーを通して、東日本大震災被災地の応援ができること」が、私をこのカフェに何度も向かわせています。
フルセイルコーヒーは2011年12月にオープンした小さなカフェで、
宮城県気仙沼市の港町、「アンカーコーヒー」が発祥です。
今では宮城県に8店舗、岩手県に1店舗、東京都に1店舗あるようです。

東北の方はお気づきかと思いますが、このカフェの発祥地「気仙沼市」というのは、
東日本大震災で最も大きな被害を受けた地域のひとつです。

甚大な被害を受けながらも営業を展開し、現在では県内外に10店舗まで拡大した力強さがこのカフェにはあります。

本店の「アンカーコーヒー」の「アンカー」というのは船の「錨(イカリ)」のことです。
港町で海とともに暮らしてきた人々の思いが感じられます。
そんなアンカーコーヒーの仙台店舗がこの「フルセイルコーヒー一番町店」です。

こちらは仙台市営地下鉄東西線の青葉通一番町駅から徒歩2分のところにあります。

仙台市民なら馴染みのある、仙台駅から伸びるアーケードを青葉通りに向かって進み、
青葉通一番町の駅を少し過ぎたお蕎麦屋さんの向かいにこじんまりとあるのがこのカフェです。
店舗は2階建てで、1階で注文し、2階の10席ほどのスペースでコーヒーを楽しみます。

規模は小さいけれど、赤と黒のロゴが存在感を放っています。
ガラス張りの注文スペース。
メニューがたくさんありいつも選びきれなくなってしまいます。

私がおすすめするのは以下の2つ。
・本日のコーヒー(280円) …安定のおいしさ。エチオピアなど日替わりでおいしい本格コーヒーが飲めます。
・ショコラモカ(380円)  …ココアパウダーかシナモンパウダーを選べるモカ。見た目に反して甘すぎず、しつこくない後味がはまります。

このほかに、焼きドーナッツやお店で焼かれたパンが人気なようです。
また、その場で飲まずともお土産にお勧めしたいのが「カップオンコーヒー」。
これは何かというと、一つ一つ挽きたてのコーヒー豆が袋詰めされたドリップコーヒーです。

パッケージは人気イラストレーター福田利之さんがデザインされたそうで、
港をモチーフにしたデザインが本当にかわいらしいんです。
合計6種類のコーヒーがあるようで、ついつい全種類そろえてお土産に持っていきたくなってしまう。
もちろんコーヒーの味わいは「当たり」のものばかりです。
注文の後は、店員さんがすばやくコーヒーを挽いてくれます。
何度も通っているため多くの店員さんにお会いしているけれど、感じの良い方ばかりなのもこのカフェの特徴。
押しつけがましくない笑顔、無駄のない接客は心地よくリピートしたくなる魅力の一つです。

出されたコーヒーカップには
「NEVER FORGET 2011.3.11」の文字。
気仙沼のお店だからこその、この言葉の強さ。ぐっときます。
2階のカフェスペースには、アーケードを行く人々を見下ろしながらゆっくりできるカウンター式の席と、テーブルが3つほどあります。
BGMのポップな洋楽を聞きながら、道行く人を眺め、ぼーっとするのがこのカフェの最高の過ごし方かもしれません。

仙台にお住まいの方、お尋ねの方にはぜひこのちょっぴり贅沢な時間を過ごすことをお勧めします。
【店舗情報】
フルセイルコーヒー 一番町店
宮城県仙台市青葉区一番町2-5-6
TEL : 022-399-8109
アンカーコーヒーオンラインショップURL:
http://anchor2fullsail.shop-pro.jp/

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