来店客
「どれが美味しいの?」
バリスタ
「うちのコーヒーはどれも美味しいです」
来店客
「あ…ですよね…」
何度かこの残念なやり取りをコーヒー屋で見た事があります。来店客もバリスタも両方の気持ちが分かるだけに残念。
初めて来た方は品揃えが豊富なお店では何を買っていいか分からないし迷います。なので率直に「どれが美味しいの?」って聞いちゃいます。
もちろん自身の商品に自信があることもあるでしょう。でもバリスタはコーヒーのことは知っていますが肝心な初めて来た方の【好み】を知りません。だから下手にこれがオススメですよと言えないこともあります。
コーヒーは嗜好品です。例え品評会で世界一の高得点を出したコーヒーであってもあなたの【好み】に全く合ってないコーヒーであればそのコーヒーはあなたにとっての美味しいコーヒーではありません。
しかし接客の上手いバリスタは「どれが美味しいの?」と聞かれたらあなたの【好み】を探る質問をします。
私が面白いなぁと思ったバリスタの質問は
「好きな果物ありますか?」
後になって分かりましたがスペシャリティコーヒー(簡単に言うとトレーサビリティーのとれている一定の評価を受けた高品質なコーヒー)を扱っててカッピング(簡単に言うと味を見極める技術)を勉強してるバリスタはコーヒーの味を果物に例えて表現し合ってます。
「このコーヒーの酸味は果実味あるフレッシュなグレープフルーツのような酸だ」
というような形です。一般の人が聞いたら何言ってるんだろうなと思いますよね(笑)
よくコーヒーの味を表現する食べ物の例として
①酸味やフレッシュ感がある
レモン、グレープフルーツ、オレンジ、グリーンアップル
②フレッシュ感のある甘みのコーヒー
マンゴー、メロン、ベリー 果物ではないですがキャラメル、はちみつ
③コクを求める場合
ナッツ、チョコレート
などがあります。
なので自分の【好み】をバリスタに伝えたい場合にこれらの食べ物を例に味を伝えてあげると伝わりやすいお店もあります。スペシャリティコーヒーを多く取り扱っているお店では伝わるかと思います。
いずれにせよ美味しいコーヒーを選ぶには酸味があるものなのか、コクがあるのか、甘みのあるものが好きなのかバリスタに【好み】を伝えるようにしましょう。
きっとあなたに合った一番のコーヒーをすすめてくれます(^^)
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