コーヒー好きの間では、コーヒー豆の焙煎に興味を持つ方も多くいらっしゃるようです。
コーヒー豆の焙煎の仕方は浅煎りと深煎りがあり大きく8つの段階に分かれます。
同じ豆を使用していても焙煎方法が異なることで違った味わいを楽しむことができます。
焙煎機と言えば一部屋を使うぐらいの大きくて迫力があります。
カフェやコーヒースタンドの中でも焙煎機は重要な位置づけを
担っています。
チャレンジしにくいと思われがちな焙煎ですが、実はご家庭でも
簡単に焙煎することができます。
ご自宅で焙煎を楽しむために、まずは焙煎の段階を知っておくことが大切です。
ここでは焙煎方法と適した飲み方についてご紹介したいと思います。
まず、浅煎りにはライトローストとシナモンローストがあります。
ライトローストはかなり浅く煎るため飲み物として適していませんが、昨今のサードウェーブブームでは豆本来の風味や酸味が注目されているため、あえて浅煎りの飲み方を楽しむ方も増えています。
次は中煎りです。中煎りにはミディアムローストとハイローストがあります。
大衆から親しまれているコーヒーのほとんどはハイローストです。
また、アメリカンコーヒーはミディアムローストを使用します。
そして最後は深煎りです。
こちらはシティロースト・フルシティロースト・フレンチロースト・イタリアンローストの4つに分かれます。
深いコクや香りを楽しめるのはシティローストやフレンチローストがオススメです。
エスプレッソやカフェラテ・カフェモカなどのミルクカスタマイズをする場合は、
最も深い煎り方のイタリアンローストを使用します。
またイタリアンローストをエスプレッソにしてお湯で割る飲み方も親しまれています。
このように焙煎には大きく8つの段階があり、それぞれによって
豆の味わいやコク、酸味が変わってくるのです。
人気のカフェやコーヒースタンドの場合、お店によって使う豆はもちろん
焙煎方法にも差があるので店のオリジナリティが溢れる豆を購入することができますよね。
また、コーヒー豆専門店では自分で豆を選び、焙煎方法もオーダーすることができます。
オーダーの場合だいたい20分ぐらいかかりますよね。
そして、冒頭にも記述した通り、ご自宅で焙煎する方法もあります。
もちろん自宅用の小さな焙煎機も販売されていますが、
専用の機械がなくても簡単に焙煎する方法があります。
コーヒー豆は大豆などと同じなので、焙煎する事自体、決して難しくありません。
ご家庭で焙煎の方法として、例えばフライパンで焙煎をしたり、また七輪の上で煎ったり様々な方法が使えます。
その中でも私がオススメしたいのが、取ってつきのザルを使った焙煎方法です。
まず、コーヒー豆屋さんやネットショップから生豆を購入します。
生豆は比較的安価で購入することができますよ。
使用する量は一人分であれば30~35gです。だいたい一掴み分と覚えておくと良いでしょう。
ザルを直火にかけたら、煎り終わるまでだいたい10~15分を目安にしましょう。
焙煎に大切なのは、その間、かき回し続けることです。持ち手の長いスプーンなどを使って色にムラがでないようかき回しましょう。
最初の5分は弱火で、残りは中火にして豆の音がカラカラと乾いた音になるぐらいまで火にかけます。だいたい10分ぐらいでちょうどよい塩梅になりますが、
時間に変化をつけることで味わいやコクも変わってきます。
このようにコーヒー豆の焙煎は、ご自宅にあるものでも簡単に出来るのです。
焙煎にチャレンジすることで、浅煎りから深煎りでどのように味わいが変わってくるのか、よくわかるようになり、さらにコーヒーの奥深さを体験することができるのです。
いろいろとチャレンジしながら自分好みの味を見つけてみてくださいね。
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