荻窪 倉敷珈琲店

初めて、荻窪という街を散策。新しいものと古いものが入り混じった不思議な街だ。
買い物が一通り終わり、ランチも終わる中途半端な時間。
休むために珈琲店を探した。
タウンセブンというビルの7階、壁で囲まれた喫茶店を見つけた。
ランチタイムは終わっているはずなのに、多くのお客で賑わっていた。
入口が狭い分、店内に入ると、珈琲の香りとともに、
荻窪のレトロな雰囲気と違った、シックでおしゃれな世界が楽しめる。

 
そして、広々としていた。
早速、入口近くの、高級感のある椅子に座り、店員さんを待つことにした。
ふと、左のキッチンを見ると、ガラスの容器が並び、ブクブクと音を立てていた。
サイフォン式だ。しかし、あまり、見慣れない容器。
店員さんを呼び、メニューを受け取る。メニューには、さまざまな種類のコーヒー名が並ぶ。私は、決まって最初に訪れた珈琲店は、その店のオリジナル珈琲を頼むことにしている。
なぜなら、それが礼儀ではないかと考えているからである。
お店の個性を知るのであれば、オリジナルを知るべきというのが、私の勝手な持論である。
メニューを見ると、珈琲の説明があった。
一般のサイフォンとは違い、一般より細かく挽いた珈琲豆を短い時間で抽出して、雑味を抑えているらしい。
これは、たのしみである。

 
ページをめくると、珈琲だけではなく、軽食やデザートもかなり力を入れている事がわかる。
特に気になったのが、サンドイッチである。
フランスパンを縦に切ったもの、横に切ったもの、通常の食パンもあるが、ホットサンドもある。
見た目や食感など意識し、工夫していることがうれしい。
オーダーをして暫くして、珈琲入りの容器と空のカップを持って来てくれた。
ここでは、通常の1.5倍の珈琲をガラスの容器ごと、持って来てくれる。
早速、カップにコーヒーを注ぎ、色を楽しむ。
深くて、しっかりした黒色をしている。
一口味わうと、酸味ははなく、見た目の通り、濃厚な味が口いっぱいに広がる。
どちらかというと、女性よりも男性が好む味である。
客層は女性の方が、若干多い感じがするが、珈琲を頼んでいるのは男性が多い気がする。
自分好みの味に、気分も上がる。その時隣に、先ほどまで働いていた、店員さんが食事を取っていた。
若い20代前半の女性である。たぶん休み時間であろう。若いので責任者ではないだろうが、食事を取りながら、なにやら計算をしていた。

 
本来であれば、暇であろう時間帯に、これだけのお客さんが入るのだから、休んでいる時でも仕事をしないと間に合わないのであろう。とても関心である。
そういえば、ここのお店は、雰囲気は落ち着いているものの、店員さんは比較的若い気がする。

 
将来の為にきっとバイトをしているのだろうか?
そんなことを考えながら、ガラス容器に残る珈琲をカップに注ぐ。その瞬間、変わらず、深い香りが広がった。

 
気分が良いためか、あまりオーダーをしないデザートを頼むことにした。
期間限定の文字に弱い私は、マンゴーパフェを注文。
まだ新人なのか、少し手を震わせながら慎重にパフェを持って来てくれた。
そっと商品を置き、ゆっくりと下がっていった彼を、無意識に心の中で応援していた。

 
細長いスプーン手に取り、マンゴーを口へ運ぶ。
熱い夏を考えてか、フローズンマンゴーである。
口一杯に冷たさが広がり、爽快だ。
そして、珈琲をまた一口流し込む。最高のひと時であった。

【店舗情報】

倉敷珈琲店 荻窪タウンセブン店
住所

東京都杉並区上萩1-9-1 7階702
電話番号

03-5347ー9309
アクセス

JR中央線、地下鉄丸の内線 荻窪駅北口より徒歩1分 荻窪タウンセブン7F
駐車場あり 荻窪タウンセブン駐車場
営業時間

10:00~22:00
定休日     年中無休

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