アイリッシュ・コーヒーの楽しみ方

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アイリッシュ・コーヒーは、1940年代後半にアイルランド西海岸にあるシャノン空港のレストラン・バーのチーフバーテンダーが考案したと言われています。

 

給油のために寒い中、飛行機から降ろされる時代。そんな時代にお客さんの体を少しでも温めてあげたいという気持ちから、コーヒーにアイリッシュウイスキーを入れ、そして、生クリームを浮かべる事で、酪農の街であると言う事をお客さんに印象付け、また、滑らかな口当りにしました。その為、コーヒーと言うよりもコーヒーを使ったカクテルだといった方がわかりやすいかも知れません。

 

アイリッシュ・コーヒーを作る際に準備するものは、アイリッシュ・ウイスキー30ml 、お好みのホットコーヒー、砂糖、生クリームとなります。アイリッシュ・ウイスキーがない場合は、アイリッシュシロップでもOKです。

 

作り方は、グラスにホットコーヒーを注ぎ、お好みの量の砂糖を加えます。その後、アイリッシュ・ウイスキーを加えます。その際、どうしても、温度が下がってしまいます。出来るだけ温かいアイリッシュ・コーヒーを楽しみたいと思う場合は、あらかじめアイリッシュ・ウイスキーを温めておくか、混ぜた後、軽く電子レンジで温めるといいかと思います。

 
その後、生クリームを乗せればアイリッシュ・コーヒーの完成です。いつものホットコーヒーにアイリッシュ・ウイスキーを加えるだけで、体の芯から温まるコーヒーにすることができるのです。

 

もちろん、自宅で作るだけではなく外でも楽しむ事ができるアイリッシュ・コーヒー。ただし、傾向的にカフェで飲むアイリッシュ・コーヒーよりもバーで飲むアイリッシュ・コーヒーの方がアイリッシュ・ウイスキーの分量が多くカクテル感が高くなる為、注意が必要です。

 

そんな、アイリッシュ・コーヒーを東京都内で楽しみたいと思う場合、吉祥寺の武蔵野珈琲がお勧めです。マスター自身も海外の様々なお店のアイリッシュ・コーヒーを飲み歩いた経験があると言う事で本場の味を楽しむ事ができるお店になっています。
また、このお店の場合、目の前で炎を上げて作る為、目でも楽しむ事ができるアイリッシュ・コーヒーになっています。これは、自宅ではなかなかマネの出来ない作り方かと思います。

 

その他、丸の内にあるフィンマクールズは、アイリッシュパブと言う事で様々なお酒を楽しむ事ができるができるほか、多くの種類のアイリッシュ・ウイスキーも取り扱っています。そんな、アイリッシュ・ウイスキーを使ったアイリッシュ・コーヒーを楽しむ事ができる場所となっています。

 

また、嬉しい事にチェーン店であるタリーズでも冬季限定ではあるものの、アイリッシュ・コーヒーを楽しむ事ができるようになっています。名前は、「アイリッシュラテ」と言い、残念ながらアイリッシュ・ウイスキーは入っていません。

 

アイリッシュ・コーヒーをモチーフにしたものとなっており、エスプレッスとキャラメルを焦がしたような味わいが人気となっています。ウイスキーが入っていないと言う事で未成年でも安心してアイリッシュ・コーヒーを楽しむ事ができるかと思います。

 

このように体を温める際に嬉しい飲み物であると言えるアイリッシュ・コーヒー。自宅でもアイリッシュ・ウイスキーさえ準備すれば簡単に楽しむ事が可能です。また、バーなどで楽しむ事もでき、コーヒー好きにはたまらない一杯となっているかと思います。

 

ウイスキーが入っていると言う事で大人の味のように思えますが、生クリームを使っている事から甘みも強く、コーヒーに苦みが少し苦手だと感じる人でも美味しく頂く事ができるコーヒーになっているかと思います。
その為、どんな人にもお勧めできる一杯です。

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