京都といえば、喫茶店文化が根強く残っていることで有名で、コーヒー好きは一度は訪れたい町のひとつです。老舗の名店は多くあるけれど、わたしが今回おすすめしたいのは「アカツキコーヒー」というお店です。
2012年10月末に京都市の一乗寺に夫婦ふたりでお店をオープンされました。もともと2人とも飲食店で勤めていたと言う経験を活かして作られたこちらのお店。本屋の「恵文社」という、こちらも名店ですが、そこから徒歩圏内にあり、どうもそこへ行くお客さんやそこから帰ってくるお客さんが立ち寄ることが多いようで、私もその一人でした。お店自体は東大路通り沿いに位置しています。
一乗寺の駅から歩いても10分ほどで到着します。恵文社からだとだいたい5分ほど。
ここ「アカツキコーヒー」で出されるブレンドコーヒーは浅煎りで、コーヒーが少し苦手な方でも飲みやすく、深入りが好きな方にも不思議と満足してもらえるような旨みがあります。なんといっても苦味と酸味のバランスが非常によいです。京都はコーヒー文化が根強いといっても、ブラックコーヒーを飲むという文化よりもカフェオレなどアレンジしたコーヒーがおすすめだと一般的には言われることが多いのですが、ここ「アカツキコーヒー」ではぜひともブラックコーヒーを飲むことをおすすめしたいと思います。もちろんアレンジのメニューもおいしいものばかりなのはまちがいありませんが。
ちなみにここで使われている豆はご主人が愛用しているコーヒー屋さん「WEEKENDERS COFFEE」の豆で、自家焙煎などはする予定はなく、今後もこの豆を使われる方向性でおられるので、ずっとこの味を楽しむことができるようです。
奥さんが作られるキャロットケーキやチーズケーキは定番になっており、このケーキがまたとても美味しいのです。決して派手ではないのだけれど、素材にもこだわったそれらのケーキは、ご主人が淹れたコーヒーととっても相性が抜群で、訪れたら必ず注文したくなるお菓子。
季節によっては、レモンパフェというメニューも出されていて、instagramなどSNSで「アカツキコーヒー」を検索してみるととても美味しそうだなと思いながら、いつもその時期を逃してしまい後悔の嵐がわたしを襲います。
うれしいのは、ここのお店にすぐ行ける距離の方であれば「コーヒーチケット」というサービスもあり、常連さんであればぜひとも利用してみたいものです。
外観からしてオシャレな雰囲気が感じられますが、特筆すべきは店内のこと。こじんまりとした雰囲気のお店は、シックな水色とグレー色が基調となった空間で、統一感があります。
マニアックな視点でみると、床板の張り方もとてもオシャレで、建築や空間がお好きな方にも楽しんでもらえるお店です。またお店の雰囲気自体もそんな感じなこともあってか、一人でも入りやすく、落ち着いた空間になっています。
喫煙家にはつらいかもしれませんが、全席禁煙なのも、禁煙家にとってはおいしくケーキやコーヒーをいただけるのでありがたいお店です。日によってはモーニングもやっているので、こちらもまた嬉しいサービスです。
それでは店舗情報を掲載しておきます。
「アカツキコーヒー」住所
京都府京都市左京区一乗寺赤ノ宮町15-1。
電話番号075-702-5399
ホームページhttp://akatsukicoffee.com/
ホームページの「diary」では定休日を確認できるほか、その月のおすすめのケーキなども見ることができます。季節の果実を使ったケーキはどれもご主人が丁寧にドリップして淹れてくれたコーヒーに合います。一度訪れれば、きっとそのよさがわかるお店。
そして訪れる季節によって楽しめそうなコーヒー屋「アカツキコーヒー」、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
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