はちみつ

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小学生の頃の私は両親のコーヒー淹れを率先してやっていました。


きっと電動ミルのあの深くも軽いモーター音、そしてスイッチが押したかっただけなんでしょう。
なぜか最後は母の掛け声で「ブン、ブン、ブン」と3回押すことで豆挽きが終わるけど、もっと長くスイッチを押していたかった思い出があります。

実家に帰省すると朝昼晩とコーヒータイムは欠かさず、そして懐かしい掛け声は変わらず「ブン、ブン、ブン」・・・「あー、ストップストップ、やりすぎー」と長く押していたい気持ちを今、おばあちゃんの前で自分の子供が叶えてくれています。
そんな笑いを誘ってくれているコーヒー、珈琲好きの家族ならではの光景です。

電動ミルとはいえども、挽き加減が数えていなくてもモーター音でわかるようになった自分がいて、しかもその加減を子供に体得させているような気がします。

きっと代々受け継がれていくものだろうと確信しました。

もうひとつ受け継がれていきそうなことがあります。

それはコーヒーに蜂蜜を入れて飲むことです。
コーヒーの健康効果に加えて蜂蜜の健康効果、そして美肌効果で長年飲み続けてきた両親は健康で肌も75歳前後にしてはきれいです。
そして自分も若く見えるとよく人から言われますので両親に感謝ですね。

ハチミツの効能には疲労回復、高血圧の予防、便秘や下痢の改善や肝臓の機能の向上などがあるとされています。
そして対する皆さんも良くご存知コーヒーのがん予防、老化防止、二日酔いの緩和などの効能から考えると、コーヒーに蜂蜜のコラボレーションは最強な組み合わせであるかと思います。

蜂蜜のお値段が少し高いとお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、予防医学上の観点から自然な形での高機能栄養補助食品と考えるとかえって安価にすむぐらいで、若いといわれるとその言葉の力だけでもコーヒーに蜂蜜の威力とうれしさは倍増することでしょう。

喫茶店ではどうしましょう。蜂蜜に慣れてしまうとお砂糖では甘みのコクが物足りなくなりますので、あえてブラックでコーヒーだけのコクを楽しみます。
そうすることで家に帰ってからのコーヒーに楽しみができますので、さらに蜂蜜の存在が倍増します。

コーヒーに蜂蜜の最後の楽しみは勝手に占いです。
コーヒーを飲み干したときにカップの底を見てみると、何てことでしょう黄金のリングができているではありませんか。
時々ですが天使の輪のようなものができている時があり、いいことありそう・・・勝手に占って気分も上々になれます。

「ブン、ブン、ブン」ハチが飛ぶー。もしかして母の掛け声は ”はちみつ“ 入れるだけに?

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